7月、8月の新規の方のご予約受付は終了いたしました。

7月、8月の新規の方のご予約受付は終了いたしました。

ただいま操法の予約が混み合っており、現在通われている方の予約が取りにくい状況になっているため、新規の方のご予約は1ヶ月に5人(1日1人)までとさせて頂いております。

多数のお問い合わせを頂いており恐縮ですが、申し訳ありませんがしばらくの間は現状のままでの運転となりそうです。

 

9月分の予約受付は、8月1日の 9:15 からの電話予約でお受けいたします。

 

なお心苦しいお願いですが、「野口整体のことをいろいろ聞いてみたい」、「自分の体癖をみてほしい」、「野口整体を体験してみたい」、といった動機でのご予約は現在のところご遠慮頂きますようにお願いいたしております。

現在体に不調を抱えておられる方、また定期的に整体を受けて体を整えていきたいと考えておられる方のご予約を優先させて頂きたいと思います。

また、私自身どちらかといえば職人タイプの人間です。面白い話を期待されてこられる方は、きっとがっかりされると思います。

なお上記のようなご希望をお持ちの方には、親しくさせていただいている柳澤先生の 「身体気法会」 の活動をご案内させて頂いています。
野口整体を基礎からしっかり学びたい方、野口整体的な生活法を学びたい方などにはうってつけの講座が定期・単発でおこなわれています。
身体気法会 整体生活入門講座のお知らせ

身体気法会 整体生活入門講座のお知らせ

懇意にさせていただいている柳澤先生の主催される 身体気法会 の「整体生活入門講座」が開催されます。

皆様、ふるってご参加下さい。

以下、身体気法会ブログ 「季読み帖」 より転載。

 

整体生活入門講座 連続単発講座

単発講座は7,8,9,10月と連続して 開催予定です。

1.2017年7月17日(月曜祝日)   「海の日 ~自律調整運動」   

午後2時~6時頃まで   

会場 江東区区民センター 6F第1和室

2.2017年8月11日(金曜祝日)   「山の日 ~個性と体」  

 午後2時~6時頃まで   

会場 江東区区民センター 6F第1和室

3.2017年9月18日(月曜祝日)   「川の日 ~身体と周期」  

 午後2時~6時頃まで   

会場 江東区区民センター 6F第1和室 予定

4.2017年10月9日(月曜祝日)   「風の日 ~季節の身体」   

午後2時~6時頃まで   

会場 江東区区民センター 6F第1和室 

予定 今後その毎、ご案内の告知をいたします。

※野口整体は、身体感覚に基づいた生活法を 生きて動く生活の中に随所に展開しています。 身体の要求や方向に沿った「生き方」とは どんなことなのか、、、 どのように実践すればよいのか、、 などのヒントを体自身から得るのが目標です。

8月のお休み

通常のお休みの他に

8月

16日(水)、23日(水)、

お休みとさせていただきます。

 

予約のお電話は、平日は 9:15、土曜日は 8:15 から受け付けております。

 

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現在予約が込み合っております。

恐れ入りますが、

「自分の体癖を見て(教えて)欲しい」、

「野口整体を体験してみたい(どんなものか一度受けてみたい)」

といった動機でのご予約は、申し訳ありませんが、現在のところご遠慮願っております。

(体に不調がある方、整体を受けて体を整えたい方のご予約を優先させていただいております)

ブラハラ その1

最近ちまたでいろいろなハラスメントが取り沙汰されているが、ブラッドタイプ・ハラスメント、ブラハラというものもあるらしい。

ブラハラは、血液型による性格判断に基づく言動で相手を不快にさせるハラスメントのことだそうだ。

以前B型の友人が、「やっぱりB型は・・・」 とか、「これだからB型は・・・」 とかよく言われると苦笑交じりに話していたが、それなどもまさにブラハラということになるのだろうか。
その友人などは半ば冗談で話題にしていたが、中には血液型であれこれ言われるのはもうウンザリという人もいるようだ。

実は整体の世界でも、ある種のハラスメントとして 「タイハラ」 がある。タイハラは今適当に付けた略語だが、それはすなわち 「体癖ハラスメント」 である。

(体癖は、整体における人間の分類法である。体癖については、過去の記事 「体癖」 、「体癖観察の手引き(はじめにお読みください)」 などをご覧いただきたい)

体癖分類では、人間の体の構造的、機能的な特徴との関連性から 「感受性の特性」 を語る。それゆえ血液型による性格判断と同様に、「やっぱり○○型は・・・」 とか、「これだから〇種は・・・」 といったことが起こるのだ。(体癖では、何型何種という分類の表現をする)

私の知人は、6種体癖だということでずいぶんな 「タイハラ」 を受けたといっていた。また、何種だから整体指導者には向かないといわれてショックを受けたなどという人もいる。

もちろん本来各種体癖に良い悪いも優劣もなく、ただ個性があるというだけの話である。

しかし時代、時流に合うか合わないかで、体癖的特徴の有利・不利は確かに生じる。また奇数種に比べて積極性に欠けるきらいのある偶数種は、どちらかといえば世の中的には割を食いやすい部分も少なからずあると思われる。そういうところからも、「タイハラ」 が生じるのであろう。

6種はよく 「暗い」 といわれる。また6種的な感受性には、ヒステリー的なところがあるなどともいわれる。件の知人は、そのあたりのことでハラスメントを受けたのだろう。
しかし、日本が世界に誇る(?)オタク文化の一翼を担っているのは明らかに6種だと思われる。また5種や7種が多数活躍してきたスポーツ界で、Jリーグ設立以来人気種目上位となったサッカーにおいては6種選手の活躍は目立つ。6種体癖はここ20~30年、時代の主流の一角を占めているのだ。

また、何種が整体指導に向かないということは、基本的にはないと思う。なぜならば、整体も人間同士の行なうことであるから、当然相互の相性が問題となる世界だからだ。
何種体癖でも相手の体癖との相性の合う合わないは必ずあり、基本的には合う人だけを相手にすればいいのである。(経験を積むと、だんだんと合わない人が減ってくる)
もし全ての体癖に対して圧倒的に他より整体指導の適性を持つ体癖があるとすれば、もうすでにその体癖の指導者ばかりになっているだろう。実際はそうなっていないので、何種でも大丈夫なのである。みんな、それぞれの持ち味を活かしていけば、それでいいのだ。

そもそも、体癖は基本的な体質・気質であって、そこから醸造される性格・人格は、育ってきた環境や教育などで大きく変わっていくのだ。

つづく・・・

珍客

当院に操法を受けにいらっしゃる方々は、とても常識的な人が多く、私も非常に助かっている。
以前、まだ愉気や活元運動を教える集いなどを定期的にやっていた頃に、参加していた同業者の友人が、「君のところは、ずいぶん客層(?)がいいねぇ!」 と驚いていたくらいだ。

ただ不特定多数の方が予約を取って来院されるわけで、当然中には珍客(?)もいないことはない。(それでも滅多にお目にかかることはないのだが・・・)

最近なにかの拍子に、印象的な二組の珍客のことを思い出した。

一組目は、お母さんの付き添いで30代前半ぐらいの娘さんがいらしていたのだが、待合スペースにおいてあった女性向け雑誌を手に取って急に毒づき始めたのだ。

その雑誌は当院に通われている出版社にお勤めの女性が毎月持ってきてくださるもので、30~40代の女性をターゲットにしているようだ。
件の付き添いの娘さんは、その雑誌の読者モデルの華やかな生活ぶり(ホームパーティーとか、手の込んだ子供のお弁当とか、ファッションとか、インテリアのこととか・・・)が気に入らなかったらしく、「こんなのはよっぽどの暇人のやることだよ!普段からこんな服着て生活している人なんかいるわけないじゃん!!」 と、とめどなく読者モデルさんに毒づいていた。

お母さんの操法も終わっていたし、次の方もまだ来ていなかったので、とりあえずそのまま好きに毒づいてもらっていたのだが、だんだんとエスカレートしてきたので(お母さんも参戦)ちょっと静かにしてもらおうかと腰を上げたときに、ちょうど次の予約の方が来院された。

その次の予約の方がスーパーモデルのようなスタイルの良い方で、海外セレブがリゾート地でゆったりと午後のお茶を楽しむのにぴったりというようなゴージャスかつ品の良い恰好でいらした。雑誌の読者モデルの方々よりもよほどハイクラスの雰囲気を漂わせている。
私のところからは待合スペースが見えないのだが、毒づく声はピタリと止み、受付と華やかな海外セレブさんの和やかな会話だけが穏やかな空間を再構成していた。

後で聞いてみると、付き添いの毒づきさんは、横目でちらちらと海外セレブさん(日本人です)を気にしながらお茶を飲み(当院では操法の後にお茶をお出ししている)、そそくさと帰っていかれたそうである。
現実に普通に生息している海外セレブさんを目の当たりにして、ちょっとバツが悪くなったのだろう。

二組目は、今のところ最初で最後、空前絶後のヤンキー夫婦である。ヤンキーといっても20代半ばにはなっていただろう。
この若い夫婦、本当に操法を受けたくて来たのかと思うほど、最初から最後まで態度が横柄であった。

二人とも操法が終わり待合スペースでお茶を飲んでいたのだが、案の定足を無作法に投げ出して態度が悪かったようだ。
そこに次の予約の方がいらしたのだが、仙台からいらっしゃる建設会社の重役さんで、かなりの強面の方である。大学までラグビー部で、今も地元のシニアのラグビーチームに所属している現役のラガーマンだ。体格もかなりごつい。パッと見、その筋の方にしか見えないのだが、実は朴訥で心優しい素敵なおじさまである。

一組目同様に私のところから待合スペースは見えないわけだが、話声はピタリと止んで、息を詰めている様子が伝わってきて可笑しくなった。

後で聞いてみると、ヤンキーご夫婦は、横目でちらちらとその筋の(方のように見える)おじさまを気にしてお茶も飲まずに小さくなってなるべく気配を消そうとしていたそうである。

そこでその筋の(方のように見える)おじさまが、彼らのはす向かいの椅子に座ってカバンからなにやら器具を取り出した。ケースの中から出てきたのは注射器である。
慣れた手つきで自らの腕に注射を打つおじさまを見て、ヤンキーご夫妻はお茶もそのままに逃げるように帰っていかれたそうである。

おじさまは長年の糖尿病でインシュリンの注射を打たなければならないのだが、たまたまそのタイミングが操法を受ける前になってしまったのだ。
ヤンキーご夫妻は、きっと何かもっとその筋的な注射と勘違いしたのだろう。治療院の待合でその筋の注射を打つ人なんてまずいないと思うけれど・・・。

といった具合に、二組の珍客は当院の常連の方々に撃退されたのだった。どちらも10年くらい前の話だが、ちなみにその二組は各々その一度きりの来院であった。

冒頭に書いたように、当院に通われている方々はとても常識的な人が多く私も助かっているのだが、更に全く意識しないままに自然体で珍客まで撃退してくださるのだから、本当にありがたい限りなのである。

月はじめ、朔日の午前の予約は・・・ (追記あり)

白山治療院では、月が変わると翌月分の予約が取れるというシステムになっています。つまり、5月に入ると、5月はもちろんですが、6月分の平日全ての予約ができることになります。(土曜はちょっと別ルールになっています)

このルールのために毎月朔日、特に午前はどうしても予約の電話が多く掛かってきます。

もしも操法を受けられるときに予約の電話が掛かってくるのが気になる方は、一日の午前は外された方がよいかもしれません。(特に朝一番の予約枠は電話が多いです・・・)

もちろん全然気にならないという方は、月はじめの午前朝一、なんとなく縁起の良さそうなひとときにぜひお会いいたしましょう。

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

追記

予約のお電話は、9:15 (土曜日は8:15) から受け付けております。

うつ伏せ

整体操法では、うつ伏せで、手を体の脇に下ろした姿勢になってもらって、背骨や骨盤を調べたり調整したりする。

なぜこの恰好がよいかというと、体の力がすっかり抜けて、調べるにも操法するにも都合がよいからである。

ただ、この形だと頚などが痛いという人は手の位置を自由にしてもらったり、膝などが痛ければタオルをどこかに入れて痛くないようにしたりする。
人によっては、はじめは窮屈に感じる場合もあるこの恰好だが、調整を繰り返していくうちにだんだんと楽にこの姿勢ができるようになってくるものだ。

この手を下ろしたうつ伏せ姿勢で、顔を左右どちらに向けてもどこにも抵抗も苦しさもなくなったら、それは体のこわばりが取れて本格的に体が整ってきたということでもある。

ただし体癖によって多少のやりやすい、やりにくいということはあって、例えば上下型や前後型では、顎を立てたりして顔を真っ直ぐにした方が楽な人が多い。
左右型や捻れ型の多くは、横向きが楽である。逆に真っ直ぐ向くのは苦手なことが多い。
閉型は、うつ伏せ姿勢が苦手なようで、なんとなく体の収まりが悪いというか、落ち着かない感じがある。

「うつ伏せになって下さい」、といっても通じない人がたまにいて、「下向きです」 と身振りも付けてようやくわかることがある。地域的な言語の問題なのかもしれない。

以前5歳くらいの女の子に、分からないだろうと思って、「はい、上向きになってください」 といったら、「仰向けでしょ」 といわれてびっくりしたことがある。
子供だからといってわからないと決めてかかってはいけないな、と少々反省した。
もしくは、女性は5歳でもレディとして扱うべき、ということなのか・・・?

「膝痛 絶対3回で治します」

「膝痛 絶対3回で治します」、という看板が通勤途中にある接骨院の前に出ていた。どんな状態の膝でも3回の施術で痛みを無くすことができるとしたら、それはすごい技術である。

 

以前、関西から野口整体を習っているという鍼灸師の女性がいらしたことがある。この先鍼灸でやっていくか、整体で身を立てるか迷っているとのことで、参考までに自分の習っているところ以外の整体を体験したかったということのようだ。

その彼女がいうには、整体操法ではクライアントの要望に応えきれないところがあるとのことで、それで鍼灸と整体とで悩んでいるとのことであった。

具体的に整体操法のどういうところが力不足だと思うのかと尋ねてみると、「膝の痛みなどは、整体操法ではあまり良くなりませんよね・・・」 という。どうやら彼女の場合は、鍼灸の方が成績が良いらしい。

その時は、膝が痛くなるにもいろいろと原因があるから、その原因を探ってそちらを調整していけばそれなりの効果はあがるのではないか・・・、といったようななんだかはっきりしないコメントをしたような記憶がある。
それはその通りではあるのだが、今になってみるともっと気の利いたアドバイスができただろうにと思う。

それからもう十年以上たっているが、私の経験値もその分上がり、当時よりはいろいろと技術も工夫がなされている、と思う・・・。
件の女性に言ったように、膝の痛みの原因にもいろいろあって、腰から来るものや、股関節や足首などの関節のくるいが影響しているものや、内臓の疲労や異常から来るものもある。
もちろん膝そのものが震源地の場合もあり、対処の仕方はその時々で変わることになる。

5~6年くらい前だったか、原因はともかく下肢の筋肉の調整と、2つ3つの膝のポイントを愉気するぐらいでとりあえず膝の痛みを軽減する方法を見つけた。
ちょっとした骨格的なトラブルで痛みが出ているような場合は、これだけですっかり良くなってしまう場合もあり、それこそ1回でウソのように痛みが消えててしまうこともある。
最近は、この方法で痛みを軽減しつつ、本当の悪いところを合わせて調整していくことが専らになっている。

 

私の場合、痛みでも他の症状でも実はあまり熱心に症状を無くそうとはしていないことも多い。もちろん今痛くて苦しんでいる人には痛みに対して軽減するような処置はするのだが、操法の主眼はどうしても、「体そのものを自然な状態に向かって整えていく」 ことに置くことになる。
それで痛みがすぐに消えることももちろんあるが、体の状態が良くない人の場合、痛みを抱えたまま頑張ってもらうことも少なくない。

痛みも他のいろいろな症状も、体の働きが上手くいっていないことの結果であって、症状だけを抑えることをしても、根本的な解決には至らないことが多い。
痛みなどの症状が現れたことは、体のアラートであって、それをきっかけに体そのもののあり方を改善していくことが整体のメインテーマなのである。

・・・ が、しかし、どんな状態の膝でも3回で痛みを無くす技術があったら、それはもちろん素晴らしい。始めに痛みを取っておいて、それからじっくりと体の改善に取り組んでいただければいいのだから・・・。

体のことに絶対ということはないし、必ずしも早く痛みを止めることが良い場合ばかりでもないが、痛みを止める技術も高度であればあるほどいいに決まっている。使うか使わないかは、その後の問題だ。
痛み止めの操法も、もっと研究しなければならない。立て看板のおかげで、また新たに意欲が湧いてきた。

ヒートショックとヒートショック・プロテイン その2

前回の記事からの続きだが、昨今の入浴の流行りは、ぬるいお風呂にゆっくり浸かるというリラックス志向である。

整体流の 「熱め、短め」 は、交感神経が緊張して寝付きが悪くなるとか、それこそヒートショックを引き起こすとか、医学・科学の分野の研究ではどちらかというと分が悪い。

しかし一方で、整体流を援護する科学的研究結果もあったりする。その一つが、ヒートショック・プロテイン(熱ショックタンパク質)だ。
熱ショックタンパク質とは、細胞が熱などのストレス化に置かれたときに発現が上昇して細胞を保護するタンパク質のことだ。このたんぱく質が活性化すると、具体的な御利益としては肌のツヤが良くなったり、免疫力がアップしたり、代謝が上がって冷え性や低体温が改善したりするという。原理的には、しなしなのレタスが50度洗いでシャキッとする、というのと同じことらしい。

これらの御利益は、整体の世界では熱めのお風呂に期待する効用としては極々常識的なものである。

熱ショックタンパク質に関しては、数年前から健康番組などで取り上げられてたようだが、最近ではリオ・オリンピックの陸上選手が、温度が高めの入浴法を取り入れて成果を上げたということが一部で話題になった。試合の2日前に熱めの風呂に入るのが、もっとも試合当日に力を発揮しやすいらしい。

 

整体の流儀は昔から変わらないのだが、時の流行りや科学の新常識などによって、整体は非科学的だとか逆に科学の先を行っているとか、いろいろと世間の評価が変わるのが面白い。

呼吸器を良くするのに目に愉気をするとか、脱肛を頭のてっぺんで治すとか、そんなものは科学的ではない、というようなことは整体創成期からたえず言われているようだ。
逆に、後から医学・科学の分野が追いつくこともあり、やっぱり整体はすごいとか、野口先生は天才だったとかいうこともある。(それだって、また新しい論文が出て二転三転するんだけれど・・・)

ある人は、整体は 「非科学的」 だといい、ある人は、「未科学的」、すなわち未だ科学では解明できない分野であるという。

私にとっては、正直どっちでもいい。そもそも、整体は科学ではない、と考えているから。
茶道や華道、武術、美術、音楽が科学ではないのと同じ感覚で、整体も科学ではない。

科学・医学の知識が整体の役に立つことは大いにある。しかし、別に整体が科学的である必要はないと思う。
医学は、もしかしたら大部分が科学なのかもしれないが、整体はどちらかというと人と人とのコミュニケーションだと考えている(潜在意識、無意識の領域まで含めての・・・)。

 

さて、熱めのお風呂に入る場合、その適温は何度ということではなく、入る前に湯を手でかき混ぜてちょうどよい湯加減を決める。
ぬるくては、体を引き締め活性化する効果はない。熱いけれど、気持ちいい温度、それが適温である。

ぬるいお湯に浸かって、後から追い焚きなどで加温するのは、余計に体がたるむのでよろしくない(中毒解消にはあく抜きのようなこの入り方が役に立つ)。あらかじめ適温にしておいてから入浴する。

いつまでも入っていられるようではお湯がぬるい。何分かしたら出たくなるくらいの温度がよい。
お湯から上がるタイミングは、温まり切るほんの直前で出るのがよい。それを越して入っていると逆上せてしまう。

足先が冷えるような人は、お湯から上がるときに足だけ湯に浸けたままで体を拭いて、その間足だけ余分に暖めておくといい。

ヒートショックとヒートショック・プロテイン その1

最近、メディアなどでヒートショックに関する注意喚起がしきりになされている。

ご存じだろうが、ヒートショックとは、寒い脱衣所や浴室で衣服を脱いで寒さにさらされた上に熱いお風呂に入ることで、急な温度変化にさらされ血圧などが急激に変化することをいう。場合によっては、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす恐れがある。

テレビの健康番組などでも、入浴温度はだいたい41度以下を推奨しているようだ。

一方整体では、日常的に入るお風呂の温度としては 「熱め」 を奨めていて、何度とは決められないが、42度くらいが標準的とされている。
つまり、体の感受性にもよるのだが平均的に42度が熱いとぬるいの境で、整体は熱いお風呂を、医師などはぬるいお風呂を推奨しているということである。

整体でぬるいお風呂を奨めない理由は、体がたるんでしまうからだ。つまりは、体が伸びきったゴムのようになって、元気が出なくなる。体がゆるむのは良いことだが、たるむのはいただけない。
たるむというのは、力が入らなくなるということであって、生きる活力が低下してしまう。例えば朝が起きづらいとか、意欲が湧かないとか、ともかく元気が出なくなる。
もちろんリラックスはよいことだが、引き締まりがなければ、ただのヘナヘナになってしまう。弓の弦も強く張りすぎれば切れてしまうが、たるんでいれば役に立たない。ちょうどよく張られた弓の様に体を活性化する入浴法が、ちょっと熱めのお風呂に短めに入るという方法なのだ。

さて、私の家内の実家は東京の下町にあるのだが、そのあたりでは銭湯文化が根付いていて、内風呂がある人でも結構ふだんから銭湯に行ったりする。
最近は時代も変わって、そのあたりにもお湯のぬるい銭湯があるが、20年ほど前までは、軒並み熱いお湯のお風呂屋さんばかりだった。しかも、その熱さといえば尋常ではなく、サッと手を入れると入れたところまでがキレイに真っ赤になるといった具合で、はじめて入ったときには、大げさではなくあまりの熱さに手足の爪が剥がれるかと思ったほどだ。

そんなお湯の熱いお風呂屋さんでも、湯中りぐらいはあっても、倒れる人が出たというような話はとんと聞いたこともない。
お風呂屋さんでは、脱衣所も暖かだし、体を洗ってからお湯に浸かるのがマナーであるから、ヒートショックも起こりづらいのではないだろうか。
もちろん、あまりに熱いお湯では体に悪いのは当然だが、気持ちの良い範囲の温度であれば、熱めの風呂自体が悪いということではない。(もちろん、心臓や血圧に問題がある人の場合は、それなりの配慮がなくてはならない)

ヒート(熱)のショックというから熱い風呂が悪いような印象だが、どちらかというと問題は急激な温度差にある。脱衣所や浴室で素肌が寒気にさらされて、ブルブルっと来るのが最初のショックなのだ。

できれば、脱衣所や浴室にも何らかの暖房設備を設置するのが最良の対策だろう。
しかし浴室などはそれもなかなか難しいであろうことから、最近ではシャワーで高いところからお湯を張るとか、入浴前にしばらくシャワーでお湯を出しっぱなしにしておいて、浴室の温度を上げておくことなどが奨められている。

またお風呂以外にも、夜中のトイレなど、暖かい布団から急に寒いところに出ると、やはり血圧が急変して危険なことがある。
廊下やトイレも暖かければそれにこしたことはないが、寝室にちょっと羽織れるものやスリッパなどを用意しておくのもよいかもしれない。

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