« 蒸しタオル温法 タオルは直接当てる! | Main | 妊娠中の散歩 »

母乳の影響

だいぶ前のことになるが、あるとき赤ちゃんのいるお母さんから電話があった。その方は、当院で整体を受けながら妊娠して出産をされた方なのだが、前の晩から赤ちゃんが急に発疹し、痒がっているという。
こういうときは、どうしたら良いかとの相談であった。

突然湿疹が出たらしいのだが、特に原因が思い当たらないという。
私が、「お母さんの食べたものが母乳を通して赤ちゃんに影響して、中毒を起こしたり、湿疹が出たりすることもありますよ」 とお話したが、あまりピンとこないようだった。
「某有名チェーン店のハンバーガーなんかでも、影響することがありますよ」というと、
「あ、昨日のお昼にそれを食べました」 という。

妊娠中に母体の状況が胎児に影響することは知られてきているが、産まれてからもお母さんの体調が母乳を通して赤ちゃんにいろいろと影響を及ぼす。
妊娠中は気をつけていた人でも、出産してしまうと忘れてしまう人もいる。薬はもちろんだが、スナック菓子、清涼飲料、インスタントラーメン、ジャンクフードなどは避けるべきであろう。ケーキなどの、甘いものの摂りすぎもよくない。

また、出産後2~3ヶ月のママさんに多いが、「授乳などが忙しくて、ゆっくり食べる暇がないんです」 と言いながら、食べ過ぎの体で来る人が結構いる。
育児の合間に急いで食べるからなのか、少しずつだが回数が多くなってしまうのか、忙しさのアピールで暇がないと言ってるだけなのか、ともかく足らないと思って実は食べ過ぎている人もいるのである。
必要以上に食べ過ぎると、体に同化できなかった分の余剰の栄養成分が体に害をなす。燃焼不良で、黒煙がモクモク出ているようなものだと考えればよい。
この食べ過ぎの害もまた、当然ながら母乳の成分に変化を起こす。

食べ過ぎにしろ、食べるものが悪かったにしろ、母乳を通して赤ちゃんの健康に影響を及ぼす。授乳中のお母さんは、このあたりのことは知っておいていただきたいと思う。
皮膚病にかぎらず、赤ちゃんの便秘なども、お母さんが食生活を改めると改善するケースは多い。

また、心理的な問題も、お母さんの血液の成分を変化させる。怒ったときは怒ったなりに、クヨクヨしているときはクヨクヨしたなりに、血液の成分が変化するのである。
母乳と言うのは、お母さんの血液が赤ちゃんの栄養になるように転換したものだと思えばいい。妊娠中もそうだが、赤ちゃんを育てているときも、いろいろな意味で、お母さんが幸せな気持ちでいることは重要なのである。


« 蒸しタオル温法 タオルは直接当てる! | Main | 妊娠中の散歩 »

妊娠 ・ 出産」カテゴリの記事