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May 2010

開閉型 9種 10種

開閉型の9種 ・10種は、骨盤の開閉を司る第4腰椎に運動焦点がある。開閉型は、その名の通り骨盤の開閉の動きに特徴がある。
閉型9種は、骨盤が閉まりやすく、開型10種は、開きやすい。

第4腰椎、そして骨盤の開閉の動きは、生殖器系の働きと連動している。そのため、そこに焦点のある開閉型は、種族保存の本能が強く、愛情の濃さに独特のものがある。

9種は、愛情の密度が非常に濃いが、その対象は限られる。子供でも、余所の子よりも自分の子供がかわいいのはもちろんのこと、その中でも自分に似た子、出来のよい子がかわいい。
一方10種は、かわいそうな子供であれば、余所の子でも自分の子と同じように抱え込んでしまう。開型10種は、弱いものを庇うという本能がとても強い。。
誰かがいじめられていたり、悪く言われていたりすると、事の善悪とは無関係に、本能的にというか、ほとんど反射的に庇ってしまう。

閉型9種の人は、骨盤の収縮する力が強いため、見た目も求心力がある。太りにくく、小柄な人が多い。目・鼻・口も顔の中心に集まっているような印象を受ける。そして、9種には独特の目力(めぢから)がある。
骨盤が閉じているので、腰が反って出っ尻になる。下肢は、膝下に比べて大腿部が長いという特徴がある。

10種は骨盤が開いているので、後ろから見るとお尻が平らで大きい。背中、胸なども、平板で広い印象を与える。若い頃は細くても、出産を繰り返すごとに太る傾向がある。(他の体癖との混合により、いつまでも細い人もいる)
大柄な人が多く、目・鼻・口などの顔のパーツも大きい。10種は、一重まぶたでも目が大きい。
9種もどこか野生動物を思わせるような野趣(?)があるが、10種にも文明人以前の本能的な強さを感じる。他の体癖との混じりによっては、若干野蛮な印象を与える人もいる。

閉型9種の骨盤の収縮力の強さは、非常に強い集中力を生み出す。9種の集中力は、非常に密度が高く、その集中力が長時間続くという特性がある。(ただし、集中の対象は自分の興味のあることに限る)
そもそも9種は物事の本質を見極めることに長けていて、更に人並みはずれた集中力を何時間でも持続できる上に、そういう生活を飽くことなく何十年も続けることができる。そのため9種には、その道の名人・達人と呼ばれる人が多い。
ちなみに、整体法の創始者である野口晴哉氏も閉型9種体癖である。

ただし、ネガティブなときの9種は、非常に狭量で陰険になる。人のやることなすことが気に入らなくなり、悪口を言い、こき下ろし、揚げ足取りがエスカレートする。
毒舌といわれる人には9種が多い。口が悪くても、内容がトンチンカンでは毒舌にならない。言い方がキツイが言っていることは的を射ている、ということが毒舌であるということだ。
9種の悪口は、本人も気づいていないような核心部分をついてくる。そのため、「イヤなことを言う人だ」 ということになりやすいのだが、それも本能的に呼吸の間隙をついてくるので、相手はウッと息が詰まってなおさら何も言い返せない。それがまた、煙たがられる原因なのである。

10種は、骨盤が開く傾向が強いので、とても寛容である。親分肌の人には、開傾向がある人が多い。
面倒見がよく、人の大勢集まるところにいることが好きで、その中で活躍することに強い快感を持つ。
家では何にもしないのに、週末ごとに地域のボランティア活動などで張りきっている人は開型である。
この、家では何にもしない、というところが開型の特徴で、身内よりも外の大勢に頼りにされることが快感なのである。
クラーク・ケント(スーパーマン)などは、きっと開型ではないだろうか。

また、話が長いのも10種の特徴である。ともかく、長い。それも、だらだらと同じ調子でいつまでも話している。相手が聞いていてもいなくても、そんなことはお構いなしにしゃべっている。しかも、話の継ぎ目、息継ぎが無いような話し方なので、こちらが話題を変えるのも難しい。
そして、気が済むまで話すと、「あれ、忙しいんじゃなかった?私にかまわないで行っていいわよ」、などと言う。

捻れ型 7種 8種

捻れ型は、「勝とう!、負けまい!」 の世界に住んでいる。勝ち負けに関する感受性が非常に敏感で、競争心が強い。闘争的である、といってもよい。

捻れ型は、どんなことにも勝ち負けを持ち込む。
仕事も勉強も、趣味でも遊びでも、ともかく 「あいつには、負けない」 という感受性である。
恋愛などでも、「相手より自分の方が好きになったら、悔しい」 などと言う。
となりの客が大盛りを注文したら、自分は特盛りを注文する。
サウナなどでも、いつまでも粘っている。
捻れ同士の会話など、最後は 「どっちがブレーキをかけずに崖のギリギリまでいけるか」 というチキンレースのようなことになってしまう。(まわりから見ると、ちょっと馬鹿ばかしい)
極言すれば、あらゆる価値基準が、勝ち負けに集約しているのだ。

捻れ型は、その名の通り、捻れ動作の中心となる第3腰椎に運動の焦点がある。第3腰椎は、泌尿器との関連が深いが、そもそも体のねじるという運動性自体が、泌尿器の働きと連動している。
腎炎でも膀胱炎でも、泌尿器系の異常を起こしているときは、関連する椎骨が捻じれている。
オシッコを我慢している子供が、くねくねと体を捻っているのもこのせいである

捻れ型は、泌尿器に特徴があり、トイレが非常に近いか、極端に回数が少ない。発汗も、汗っかきか、極めて汗をかかないかのどちらかになりやすい。
出掛けるとき、乗り物に乗るとき、何かしようとするときに、「とりあえずトイレに行っておく」、という人は捻れ型である可能性が高い。

そして、泌尿器が過敏なので、風邪はのどから引く。咳は呼吸器だが、のどが痛い・腫れるは泌尿器の問題である。
また、捻れ型は、極めて湿気に弱い。梅雨の頃などは誰でも調子が出ないものだが、捻れ型は特に調子が悪い。湿度が上がると、すぐに体が重く、だるくなりやすい。

捻る、というのは、弱いものを強くする方法である。ヒラヒラの紙も捻って縒れば硬くなる。捻れ型は、ある意味自分の弱さを捻ることでカバーしているとも言える。
捻れ型の体は鈍い。鈍いということは、ある面で強さを発揮する。しかし、本来生き物にとって鈍さは脆さである。
その弱さを強さに変えて生きているのが捻れ型なのである。

7種は上体捻れ、8種は下半身捻れ。

7種は 「勝とう!」、8種は 「負けまい!」 である。

7種は、上半身に捻れのエネルギーがたまる。男性でも女性でも、隙あらば腕力にものを言わせようという潜在的な体の構えがある。常に捻れの力が腕にチャージされていて、いつでも 「ぶん殴る」 準備が調っている。(実際にぶん殴るというわけではないが、本当にぶん殴ってしまう人には圧倒的に7種が多い)
腕の太い細いに関係なく、見た目の印象で腕に力感があり、文字通り無言で 「腕にものを言わせている」 のである。

8種は、下半身に捻りの力をためて 「負けまい!」 と頑張っている。ときたま、本当に腕力にものを言わせる8種もいるが、どちらかというとその攻撃は、口撃であることが多い。声を荒げて、声の大きさで相手を圧倒しようとする。
また、相手がいなくなった後になって、急に強気になって威張り出すのも8種的要素である。

捻れ型には、声が太く大きい人が多い。特に8種は、よく響く声を持っている。
レストランや喫茶店などで、遠くにいるある人の声だけが不思議なほどよく聞こえてきたら、きっとその人は捻れ型である。
「まあ、下品でいやぁねぇ」 などと、非難の目を向けても、静かにはならない。
その視線に気づいたとしても、ここで静かにしたら負けだ!、と余計に大きな声で話し出したりする。
しかし、その良く響く声は魅力的で、オペラ歌手などには圧倒的に捻れ型が多い。

捻れ型は、胴が太い。シルエットは、寸胴型である。
顔も体もツルリとはしていない。どことなく、でこぼこ、もしくはごつごつした印象がある。
膝の上のお肉を、「岩肉」 などというそうであるが、この岩肉に悩む女性は8種に多い。
8種は、下半身がむくんだように太くなりやすいのだ。

捻れ型は、体つきもボリュームがある人が多いが(7種には細い人もいる)、何事にもボリュームを求める。
食事なども、山盛り、てんこ盛りで、ボリューム満点だとうれしい。
捻れ型にプレゼントを上げるときは、大きいもの、たくさん入っているものがよい。
自分の声も大きい人が多いが、音楽も小さい音では聞いている気がしない。ボリュームを上げて、体に響くような感じで聞きたい。

音楽に関する感受性は、体癖によってかなりはっきりと違いがある。
上下型はメロディ、左右型は音色、前後型はリズム、捻れ型は音量、開閉型(特に閉型)は 「間」、に敏感である。

前後型 5種 6種

前後型は、第5腰椎に運動の焦点がある。第5腰椎は体の前後運動の中心となる椎骨である。
5種は、常に重心が前にかかっている。今にも走り出しそうな体勢が常態化しているので、腰が軽く行動的である。じっとしているよりも、動いていた方がバランスがよいのである。
一方の6種は、同じ前重心でも意識が行動に結びつきにくい。後重心にシフトしがちな前屈みタイプである。

体の前後運動は、呼吸器と連動している。そのため、前後型は呼吸器の働きに特徴がある。
5種は、呼吸器が丈夫で、運動に適している。
そして、実際に体を動かすことが好きで、動かないでいると心身ともに調子が悪くなってくる。
体型も、肩幅が広く、胸厚く、手足の長いアスリート体型である。
元々重心が前にかかっているので、上体を起こし胸を張ってバランスを取っている。
大抵の5種は姿勢が良い。

6種は、呼吸器が疲れやすく、胸が開きづらい。
全体のバランスからいうと、やはり肩幅が広いが、肩の力が抜けず肩先が前に巻き込んでいる。疲労がたまってくるほど、この肩を巻く傾向が強くなる。
腰掛けているとすぐに腰が疲れてきて、腰の折れた悪い姿勢になりやすい。
立位では、腰が背中よりも前に来る、いわゆる逆猫背の人もいる。
頚が体に対して上ではなく、若干前に出ている人が多い。

5種は、非常に理性的で合理的である。無駄を省いて効率的に行動する。
利害得失に敏感で、感情を交えずものごとを判断する。
合理主義でクールなところのある反面、おおむね明るく行動的な人が多く、5種の集まりはワイワイとにぎやかである。
人付き合いは上手で顔が広いが、一人ひとりとはあまり深く付き合うことは無い。
知識も広範な人が多いが、いわゆるトリビア的雑学が多く、人間関係と同じく 「広く、浅く」 になりやすい。

5種は、非常に行動的、活動的である。
考え事も、じっと座っているよりも、体を動かしていた方が良い考えが浮かぶ。
1種がまず考えて、考えてから行動するのに対して、5種は、まず動いて、そして行動しながら考えていくタイプである。
また、いくつものことを同時進行的に行っていくことが性に合っている。音楽を聴きながら勉強する。パソコンを使いながら、TVもつけておく。いわゆる、「ながら族」 である。
読書なども、何冊も平行して読む傾向があるし、仕事なども、あれこれ抱え込んでもわりと平気でこなしてしまう。

一方6種は、話す言葉だけを聞いていると今にも行動しそうな勢いなのに、実際はなかなか行動しない。しかし、その言葉だけは、しゃべるほどにどんどん情熱的になってくる。
とにかく、熱く語る人、熱い言葉を吐く人を見たら、6種を疑ってみるとよい。

しかし、そんな6種も突然行動に出るときがある。そんなときは、他の体癖の人から見ると、かなり突発的、もしくは衝動的な行動に映ることもある。
いつも暗くて付き合いの悪い人が、打ち上げの飲み会で人が変わったように突然ハジけたりしたら、その人は6種かも知れない。
6種は、日々自分でも知らないうちに溜め込んでいる熱力を、「祭り」 になると一気に放出する。
6種は、ハレ(日常)、とケ(非日常)が極端にはっきりしているのである。
周りから見ると、そのギャップに驚くばかりだが、本人にとってはそれが極々自然な行動なのだ。

左右型 3種 4種

第2腰椎は左右運動の中心になるので、第2腰椎に力の集まりやすい体を持つ人達を 「左右型」 という。第2腰椎は、消化器系の中枢なので、左右型は消化器の働きに特徴がある。

左右型は、重心の左右偏りが大きい。写真撮影のときに、左右どちらかの肩を上げて下さい、と言われるのは左右傾向のある人である。

左右型には、3種と4種がある。

3種は、消化器の働きが旺盛で食べることが大好きである。
(1日3食+おやつ)×365日、毎回おいしいものが食べたいタイプである。
料理やお菓子作りなど、作る方も好きな人が多い。暇さえあればキッチンで何かやっている、といった具合の人がいたら、その人は3種かも知れない。

消化器の働きと感情には密接なつながりがある。3種は、感情が豊かで喜・怒・哀・楽が非常にはっきりしている。感情のありかが、とてもわかりやすい人だと言える。
そして、嬉しければお腹が空き、楽しくてもお腹が空き、怒ったらやけ食いして、悲しいときでも食欲だけはある。
3種の人がイライラしていたら、とりあえずおいしいものを食べさせるに限る。おそらく、すぐに機嫌が良くなることだろう。

一方、4種は不愉快なことがあったり、悲しいことがあるととたんに食欲がなくなる。
4種は、楽しいとき、嬉しいときは、何となく楽しく、何となく嬉しい。悲しいことは身を切られるように切実だが、楽しい、嬉しいは、いまいち実感に乏しい。
そして、好きはよくわからないが、嫌い、嫌だ、の方は割とハッキリしている人が多い。

3種は、丸顔、なで肩で曲線的な体つきをしている。背中も丸い。肌質、肉質も柔らかい感じがする。ぽっちゃりした色白の人が多い。
4種は、意外と体型的には真っ直ぐで、肩も上がっている。といっても、5種のようにスポーツマン的逆三角形の肩ではなく、腕をピタッと体にくっつけてちょっと肩を持ち上げた、といった感じだろうか。

3種の人は、胃腸が働くように調整しておくと元気になる。そもそも、胃腸の働きはいつも旺盛なのであるが、ちょっとでも食欲が落ちると、「どうも体がおかしい」 と感じるのが3種なのである。
どこが悪くても、食欲がなくなると元気が出なくなり、体に勢いがなくなってくる。そこで、胃腸の働きを活発にするように操法すると、消化器と無関係の異常でも回復してくる。
どっちみち3種に食べ過ぎるなと言っても無理なのであるが、「食べすぎはいけませんよ」 と言いつつ、食欲が出るように操法するのが3種を元気にする方法である。

消化器の丈夫な3種とは反対に、4種は消化器の働きに異常を起こしやすい。
4種も、消化器系の調整が体を整える急処であるが、その異常の裏にある感情の掃除をしないと上手くいかないこともある。
いつも胃の痛みを訴えている人は、2種か4種である。(まれに8種にもいる)
2種も4種も同じようにストレスで胃を壊すが、2種は上下型なので頭の過労、頭の中の不安や心配事にジーッと集中していると胃が痛くなってくる。4種は左右型なので感情の処理がつかないことが原因になる。
そういうときに、2種は頚が硬くなり、4種は鳩尾(みぞおち)が硬くなる。
4種は、下痢をし易く、また下痢をすることで心身の痞えが解消する。感情の痞えが体に影響し、その影響がある限度を越えると下痢をする。下痢をすることで、再びバランスを取り戻すのである。下痢が、一種のバランス維持機能になっているのだ。

また、4種の人、特に女性はよく涙を流す。
4種にとっては、泣く、涙を流すということが、もつれて凝り固まった感情を流し去ってくれる、強い心の浄化作用を持つ。
だから、4種の人は、悲しいことがあったらメソメソ泣いてよいのである。
下痢と涙では、だいぶイメージが違うが、4種にとってはどちらも心身のバランスをとるための必須アイテムなのだ。

上下型 1種 2種

第1腰椎に運動の焦点がある人を、上下型体癖という。
焦点があると表現しているのは、5つの腰椎のうち特定の椎骨(この場合、第1腰椎)に力が入りやすい、と考えてもらえばよい。

上下というのは、第1腰椎が人間の身体運動の上方に伸びる動きの中心になるところから来ている。
上下型とはいうものの、実際は上に上がる方向性に特徴があり、上型といってもよいくらいだ。

上下型は、第1腰椎に力が入りやすいため、体が上へ上へと上がっていく運動性が強い。そのためか、体型は上へ伸びて真っ直ぐな、直線的な体型になりやすい。

上下型は、エネルギーが上に上がり、大脳の働きに転換しやすい。それゆえ、非常に頭の働きが活発なのである。
そして、上下型にとっては、頭の中の世界が非常にリアルである。ときには、現実を忘れて思考の世界に埋没してしまうこともある。
デパートやスーパーなどで、奥さんの買い物についてきたと思しき男性が、他の人の邪魔になるような場所でボーっと立っていたら、それはきっと上下型である。ふとした拍子に、頭の中の世界に入り込んで、周りが見えなくなっているのである。

上下型には1種と2種があるが、同じ頭の働きが活発でも、働き方に違いがある。

1種は、頭を使うことが好きである。頭の体力とでもいうべきものが旺盛であり、どんなに頭を使ってもあまり疲れることが無い。
もし疲れても、違う頭の使い方をすると休まる、などと言う。英語の勉強で疲れたら、数学をやると疲れが抜ける、といった具合だ。
論理の組み立てが早く、また上手である。そのため、大学の教授・講師や、評論家などに1種の人は多い。
1種は、何かを行おうとすると、まずは考える。考えてからでなくては行動できないのだが、だいたいは考えただけでエネルギーを消費してしまうので、実際の行動をする段になると、すでにやる気が失せている。
だから、現実に行動するわけではなく、頭だけを使ってしゃべっていればよい評論家などは、1種にもってこいの職業なのである。

2種は、使おうと思わなくても、自動的に頭が働いてしまう体癖である。その働き方は、自発的に働くというよりも、多くは外の世界の刺激に反応して引き起こされる受動的な働き方である。
上下型は、毀誉褒貶に敏感であり、他人の評価を気にする。特に、2種は他人からどう見られるかと言うことに非常に敏感で、人間関係においても他者の言動に過敏に反応する。
心配性で、取り越し苦労が多く、他人から見たら大したことがないようなことで右往左往しやすい。
すぐに頭であれこれ考えてしまうが、考えすぎると逆に思考がフリーズしやすい。
自発的に物事を進めていくのは得意ではないが、与えられたテーマにそって仕事を任されると非常に有能である。官僚 ・役人 ・秘書などに向くと言われる。

上下型の周りには、常に上昇気流が起きている。1種も2種も真っ直ぐだが、1種は電柱のような真っ直ぐさが印象的である。2種は、NASAに捕らえられた宇宙人(本当だろうか?)のような頭でっかちな感じがあるだろうか。

上下型は、頭脳型であるので、睡眠がとても重要になる。脳のリカバリーには、睡眠が欠かせないのである。食べなくてもすぐにはバテないが、睡眠不足にだけは勝てない。

脊髄行気法 おまけ

以前、野中操法研究会の川島先生から、「火界定(かかいじょう)」 という真言密教の内観法を教えていただいたことがある。この火界定を行うようになってから、脊髄行気法の効果が倍増した。
脊髄行気にも、背骨から下腹部(丹田)まで息を吸うとか、腰まで吸った息を下腹部に吐くなどのバリエーションがある。背骨だけでなく丹田をもつなげて行気するのだが、火界定を行ったお陰で背骨と丹田のつながりが良くなったように思える。

また、このごろ面白がって使っているのは、脊椎の三側(背骨の棘突起から指三本分外のライン)に行気する方法。
外食などで食べ過ぎたりすると三側が硬直してくる。このときに、脊髄行気と同じ要領で三側のラインに息を通す。
ちなみに、肝臓の疲れには右側、胃の不調には左側を使うと良い。
食べ過ぎないのは、もっと良いが・・・。

司馬遼太郎の 「竜馬がゆく」 の中で、眠れないときは足の裏から息をするのだ、という坂本竜馬のセリフがあるが、これなどもまさに整体でいう行気法である。

脊髄行気法に慣れてきたら、自分で工夫して、いろいろなところに行気してみるのも面白い。

ただし、頭部に行気するときは、のぼせる場合があるので要注意。そのようなときには、涼しい空気、涼感のある気を吸い込むつもりで行うと良い。

脊髄行気法 続き

脊髄行気法は、背骨に息を吸い込んでいく。
このとき、背骨に息をたっぷりと吸い込むのが良い。お腹に息を吸い込むと、お腹が大きく膨らむが、背骨で息をすると背骨が内側から膨らむような感じになる。
背骨に息を通す、気を通すと言うが、スースー通すというよりも、背骨の中の中心管に息を満たす、気を満たすという感じである。

行気法とは、内観的呼吸法である。
「息は、肺にしか入りませんよ」 などと言ってはいけない。
呼吸というのは、肺に空気を出し入れすることだけではない。呼吸という、一種の全身運動である。
そもそも、肺は自力で空気を出し入れできない。
肋骨が筋肉によって広がったりすぼまったりする運動、横隔膜という肺の下にある筋肉の厚い膜の上下運動などによって、肺に空気が出たり入ったりするのである。
そのとき、吸気では体が一様に緊張している。呼気のときには弛んでいく。呼吸は、全身の大きな緊張 ・弛緩の波なのである。

「それでも、背骨には息は入りませんよね」 などと言ってはいけない。
腹式呼吸と言っても、お腹に空気が入ることではない。まさにお腹に息が入ってくるような実感を伴った呼吸である。
脊髄行気法も、まさに背骨に息が満ちてくるような呼吸法である。

上手に行うと、背骨に沿って汗が出てくる。ここまで行くと、行気法の効果ははっきりする。汗が出たら、左右にちょっと体を捻っておくと良い。


ちなみに、呼吸法というのは、絶えず意識しているのが良いわけではない。時間を区切って行うのが良い。それ以外は、呼吸は意識せず体に任せておく。
呼吸法教室に行ったり、ヨーガの呼吸法などを習って、あまり呼吸を意識しすぎて、今度は自然に呼吸ができなくなってしまった人を何人か観たことがある。冗談のようだが、そういう人が結構いるのである。

脊髄行気法

手を当てて、そこから自分や相手に気を通していくことを愉気(ゆき)という。
それに対して、自分の体のある部分に、意識で気を導くことを行気(ぎょうき)という。

脊髄行気法(脊椎行気法)とは、背骨を意識して呼吸することで脊椎の中心管、脊髄に気を通す方法である。

まず、楽な姿勢をとり体の力を抜いて、後頭部から背骨を通して静かに息を吸う。
腰まで吸い込んだら、吐く方は意識せずにただゆっくりと吐く。
これを5回から10回程度繰り返すのだが、あまりやり過ぎると背中や肩が凝ってきたりするので、背骨に息が通ったらその後2~3呼吸で終える。

初めは、瞑目して行った方が良いが、慣れれば目を開いていても、歩きながらでもできるようになる。
背骨に息を吸い込むというのが難しければ、まずは背中全体で息をするところから練習しても良い。背中で息を吸えるようになったら、今度は背骨で呼吸する。

野口先生は、この脊髄行気法だけでご自身の健康を保っていらしたとその著書の中で述べられているが、確かに体を強くし充実させる良い方法である。

野口先生の、「愉気法 2」(全生社) の最後の部分に脊髄行気法に関して書かれているものが数編載せられている。最近、これを読み返してから自分でも背骨で息をすることを熱心にやっているのだが、改めてとても良い健康法であると実感している。

「愉気法 2」 から、一部抜粋してみよう。

背骨で息をする
だるい時、疲れた時、身体に異常感がある時、心が不安定な時、気がまとまらぬ時、静かに背骨で息をする。腰まで吸い込んで、吐く方はただ吐く、特別に意識しない。この背骨で息することを、五回繰り返せば心機一転、身体整然とすることが、直ちに分かるであろう。
・・・・ (中略) ・・・・
ともかく、人間はこういうわけの分からぬことを、一日のうちに何秒間か行う必要がある。頭で分かろうとしてつとめ、分かったことだけ行うということだけでは、いけないものである。
・・・・ (中略) ・・・・
疲れたまま眠るより、乱れたまま心を抑えるより、まず背骨で息をしよう。その後でどうなるか、そういうことを考えないでやることが脊髄行気法の方法である。

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