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脊髄行気法 おまけ

以前、野中操法研究会の川島先生から、「火界定(かかいじょう)」 という真言密教の内観法を教えていただいたことがある。この火界定を行うようになってから、脊髄行気法の効果が倍増した。
脊髄行気にも、背骨から下腹部(丹田)まで息を吸うとか、腰まで吸った息を下腹部に吐くなどのバリエーションがある。背骨だけでなく丹田をもつなげて行気するのだが、火界定を行ったお陰で背骨と丹田のつながりが良くなったように思える。

また、このごろ面白がって使っているのは、脊椎の三側(背骨の棘突起から指三本分外のライン)に行気する方法。
外食などで食べ過ぎたりすると三側が硬直してくる。このときに、脊髄行気と同じ要領で三側のラインに息を通す。
ちなみに、肝臓の疲れには右側、胃の不調には左側を使うと良い。
食べ過ぎないのは、もっと良いが・・・。

司馬遼太郎の 「竜馬がゆく」 の中で、眠れないときは足の裏から息をするのだ、という坂本竜馬のセリフがあるが、これなどもまさに整体でいう行気法である。

脊髄行気法に慣れてきたら、自分で工夫して、いろいろなところに行気してみるのも面白い。

ただし、頭部に行気するときは、のぼせる場合があるので要注意。そのようなときには、涼しい空気、涼感のある気を吸い込むつもりで行うと良い。

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