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開閉型 9種 10種

開閉型の9種 ・10種は、骨盤の開閉を司る第4腰椎に運動焦点がある。開閉型は、その名の通り骨盤の開閉の動きに特徴がある。
閉型9種は、骨盤が閉まりやすく、開型10種は、開きやすい。

第4腰椎、そして骨盤の開閉の動きは、生殖器系の働きと連動している。そのため、そこに焦点のある開閉型は、種族保存の本能が強く、愛情の濃さに独特のものがある。

9種は、愛情の密度が非常に濃いが、その対象は限られる。子供でも、余所の子よりも自分の子供がかわいいのはもちろんのこと、その中でも自分に似た子、出来のよい子がかわいい。
一方10種は、かわいそうな子供であれば、余所の子でも自分の子と同じように抱え込んでしまう。開型10種は、弱いものを庇うという本能がとても強い。。
誰かがいじめられていたり、悪く言われていたりすると、事の善悪とは無関係に、本能的にというか、ほとんど反射的に庇ってしまう。

閉型9種の人は、骨盤の収縮する力が強いため、見た目も求心力がある。太りにくく、小柄な人が多い。目・鼻・口も顔の中心に集まっているような印象を受ける。そして、9種には独特の目力(めぢから)がある。
骨盤が閉じているので、腰が反って出っ尻になる。下肢は、膝下に比べて大腿部が長いという特徴がある。

10種は骨盤が開いているので、後ろから見るとお尻が平らで大きい。背中、胸なども、平板で広い印象を与える。若い頃は細くても、出産を繰り返すごとに太る傾向がある。(他の体癖との混合により、いつまでも細い人もいる)
大柄な人が多く、目・鼻・口などの顔のパーツも大きい。10種は、一重まぶたでも目が大きい。
9種もどこか野生動物を思わせるような野趣(?)があるが、10種にも文明人以前の本能的な強さを感じる。他の体癖との混じりによっては、若干野蛮な印象を与える人もいる。

閉型9種の骨盤の収縮力の強さは、非常に強い集中力を生み出す。9種の集中力は、非常に密度が高く、その集中力が長時間続くという特性がある。(ただし、集中の対象は自分の興味のあることに限る)
そもそも9種は物事の本質を見極めることに長けていて、更に人並みはずれた集中力を何時間でも持続できる上に、そういう生活を飽くことなく何十年も続けることができる。そのため9種には、その道の名人・達人と呼ばれる人が多い。
ちなみに、整体法の創始者である野口晴哉氏も閉型9種体癖である。

ただし、ネガティブなときの9種は、非常に狭量で陰険になる。人のやることなすことが気に入らなくなり、悪口を言い、こき下ろし、揚げ足取りがエスカレートする。
毒舌といわれる人には9種が多い。口が悪くても、内容がトンチンカンでは毒舌にならない。言い方がキツイが言っていることは的を射ている、ということが毒舌であるということだ。
9種の悪口は、本人も気づいていないような核心部分をついてくる。そのため、「イヤなことを言う人だ」 ということになりやすいのだが、それも本能的に呼吸の間隙をついてくるので、相手はウッと息が詰まってなおさら何も言い返せない。それがまた、煙たがられる原因なのである。

10種は、骨盤が開く傾向が強いので、とても寛容である。親分肌の人には、開傾向がある人が多い。
面倒見がよく、人の大勢集まるところにいることが好きで、その中で活躍することに強い快感を持つ。
家では何にもしないのに、週末ごとに地域のボランティア活動などで張りきっている人は開型である。
この、家では何にもしない、というところが開型の特徴で、身内よりも外の大勢に頼りにされることが快感なのである。
クラーク・ケント(スーパーマン)などは、きっと開型ではないだろうか。

また、話が長いのも10種の特徴である。ともかく、長い。それも、だらだらと同じ調子でいつまでも話している。相手が聞いていてもいなくても、そんなことはお構いなしにしゃべっている。しかも、話の継ぎ目、息継ぎが無いような話し方なので、こちらが話題を変えるのも難しい。
そして、気が済むまで話すと、「あれ、忙しいんじゃなかった?私にかまわないで行っていいわよ」、などと言う。

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