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リラックスよりもリフレッシュ (1)

昨今は、世の中猫も杓子もリラックスブームである。
それだけ緊張度の高い社会であり、慢性的な疲れを引きずっている人が多いということなのだろう。

確かにオン、オフの切り替えも大切だし、リラックスすることも必要ではあろう。
しかし、実はリラックス一辺倒では緊張も疲労も抜け切ることはないのである。

最近は、ともかくリラックスしていることが良いことだとされる風潮だが、そのリラックスの意味するところが、どうも弛緩した状態を意味しているようであり、ちょっと頂けない。

緊張の反対は弛緩(ゆるみ)であり、疲労が肉体の硬直であるとすれば、その逆はやはり弛緩ということになる。
しかし、一方の極にあるからといって、逆の極に行けばいいかというと、そう単純なものでもない。

いつでも元気がいっぱいで、やりたいこと、やろうと思ったことには、サッと腰軽く動ける状態が健康な体のありようである。
つまり、健康な体というのは、緊張と弛緩の間を自由に行き来できる弾力のある体である。
常に緊張が強い状態が続くのは良くないが、弛緩しっぱなしも同様に健康的ではない。

例えば、最近は 「ぬる湯に、長湯」 が流行っている。しかし、整体的にはこれはNGである。
ぬるいお湯に長時間浸かっていると、体が弛みすぎて力が抜けてしまう。
つまり、ゆるみを通り越してたるんでしまうのだ。

「ぬる湯に長湯」 で体がたるむと、まず元気が出ない、力が出ない、やる気も出なくなる。
いつまでも体が温かいので冷え性の人には良いなどといわれるが、体の引き締まりがなくなるので、続けているとかえって冷えに弱くなる。
そして、長期間続けると老けてくる。

ぬる湯に長湯は、リラックス志向の象徴である。しかし、行き過ぎたリラックスは弊害も大きい。

同じ入浴でいうなら、熱めの風呂にさっと入る江戸っ子のような入浴法がおすすめである。
熱いけれど気持ちがいいくらいの温度のお湯につかり、頃合いを見てサッと上がる。

これは、体の元気を取り戻す入浴法である。活力の出る入り方だ。
寝る前に入って元気が出すぎたら、今度は眠れないのではないかという人がいるが、元気が出て眠れないようなら無理に寝なくても良い。寝ないとダメだ、という思い込みさえなければ、眠くなってから寝たので十分間に合う。

しかし、実際は昼間に十分働いてエネルギーを消費していれば、眠れなくなることはない。程良いタイミングで、心地よい眠りは訪れる。
ただし、寝る直前に風呂に入ることは、いろいろな意味でよろしくない。少なくとも、風呂を出てから就寝までに1時間以上はあった方がよい。

緊張の対極である弛緩に向かうよりも、体の働きを正常にする、元気にする、活発にすることを考えた方がいい。
つまり、疲労回復にはリラックスよりもリフレッシュの方を考えた方が健全である。
そして、実際に試してみると、その方が体も心も快適に保てることを実感できるだろう。

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