放射線の害に対する愉気法
福島第1原発の連続事故は、今なお予断を許さない状況である。
今はただ、仕事とはいえ命がけで事態の悪化を必死にくい止めようとしている自衛隊、警察、消防、現場の東電社員の方々の働きに期待するしかない。
そしてまた、この一連の原発事故による、放射性物質の飛散が心配されている。
果たして、このような事態において整体が役立つことはあるだろうか。
整体では、放射能による悪影響には、盲腸虫垂部に対する愉気が有効であるとしている。
右の下腹部、盲腸のある部分に手を当てて愉気をする。
もう一つは、右の上腹部、肋骨の下縁である。ここは、肝臓のある部位であるが、毒素・有害物質排泄の急所である。
どちらも、その部が弛むまで愉気をする。
□ 愉気□ とは、手を当てて気を集中することであるが、取り立てて特別の事ではなく、誰にでもできる方法である。
お腹が痛ければ、自然とお腹に手が行く。どこかをぶつければ、思わず手を当てる。そういう手当が、愉気である。自分にも、他人に対してもできる。
現実に多量の放射線を浴びてしまった場合には、もちろん化学的(医学的)処置が必要であろう。しかし、放射線に限らず、あらゆるケースで、同じ処置をしても功を奏する場合とそうでない場合がある。
それは、当然のことだが、結果は処置を受ける本人の体の力 (治癒力・復元力・免疫力など) に左右されるからだ。
例えば、アメリカのデータらしい(伝聞である)が、被曝した人でも、汗をかく人は汗をかけない人に比べて予後が良いという。それは、一度吸収してしまった毒素は汗を通して排出されるからである。
どのような場合でも、体の力を最大限に発揮することは、事を有利に進める可能性を高める。
そして、整体とは体の力を高めることが、その本領であり、その根本は愉気である。
愉気をしさえすれば大丈夫、などとは決して言えないが、やらなければゼロであるが、やってみれば可能性は高まる。
難しいことではないし、副作用もない。いざと言う事態になったときには、とりあえず右の下腹部と右の上腹部(肋骨の下縁) に愉気することをお勧めしたい。
「放射能の害を軽減させる整体的アプローチ」
この方法は、“ 整体 放射能 虫垂 ” などで検索すると、イラスト付きで説明している方などもいらっしゃるので、いろいろと探してみるとよいと思う。
1.右の内腿の筋の虫垂と響き合う処を刺激する。
下(膝の上)から上(腿の付け根)に向かってこすり上げるのでもよい。
2.右の下腹部、虫垂部を心臓に向けて数回擦り上げる、
もしくは撫で上げるようにして、最後は心臓の方へ
ちょっと持ち上げるようにして愉気する。
虫垂部が熱くなったり、ときにズキズキしたりすることもあるが、それでOK.
3.右の肋骨の下に手を当てて愉気。(同時に、虫垂部にも手を当てておいても良い)
身体気法会の柳澤先生が、この緊急事態にやっておくべき処置として、放射線の悪影響を抑制する操法をHPに公開されています。
こちらは、やや専門的ではありますが、整体を学んだことのある人にも参考になる情報であると思います。
ぜひ、ご覧頂きたい。
□ 身体気法会HP □
現在、事態の収拾のために、多くの専門家が懸命に力を尽くしてくれています。
いたずらに、不安を煽る意図は全くありませんし、各自が落ち着いて対処することが何よりも大切であると思います。
万一の事態に備えての、少しでも生命を守り、そこなわないための、一つの知恵として知っておいていただければと考えます。
また、mixi の 「野口整体+野口晴哉」 コミュニティなどでも、放射線への対処法などの情報が公開されているようです。
ご覧になれる方は、参考にされてみてはいかがでしょうか。
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