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7月操法  ( ・・・と、その追記  )

6月の中旬ぐらいからだろうか、第6胸椎に異常が表れている人が急に増え始めた。
第6胸椎は、胃と関連している。胃は、どちらかというと体の左に寄って存在しているのだが、不思議と胸椎6には右に異常が出ることが多い。
しかし、今回は左に反応が出ている。

胸椎6の右一側の弛緩(およびその中の硬結)、三側の硬結、四側にべたっと脂が固まったような硬結が並んでいる。このパターンが一番多い。二側にも硬直、硬結が出ている場合もある。
(※ 一側・・・背骨の際に指を縦に並べ、指一本分外の処。二側は二本目、三側は三本目の位置)
(※ 硬結・・・筋肉の中にある筋繊維が結ばれたような小さく硬い塊。関連部位に異常があることを示す)

伏臥で、6番の左一側から、(二側)、三側、四側と外側へ向かって愉気、もしくは整圧していくと、反応のラインは肩甲骨の下部を通って左の脇に入っていく。
そこから、ラインは体側を下方に降りていくので、体側を左手の四指で軽く押さえて順々に愉気していく。ちょうど四指の指先が填まるような、かすかな凹みが縦に走っているのである。
胸椎の11番の左三側(腸の関係)にも硬結があるので、四指で体側を愉気しつつ、母指でその11の硬結を整圧・愉気する。
ついで、四指で左の側腹をたぐるように軽く持ち上げ、母指で第2腰椎の三側を整圧・愉気。三側は、左右ともに押さえるが、重点は左三側。右三側は左の側腹・三側と対応させるように合わせる。
同様に、第3腰椎左三側を整圧。

さらに下っていくと、殿部の外側、多くは大転子の上(頭方向)にある第2腰椎調整点付近に反応がある。ここと、大腿部の反応点を両手の母指で、対応をとりながら愉気する。更に、下肢の反応点を追いかけて足首の方に降りていく。
ついで、自分は相手の足の方に位置して、足首の少し上を下からすくいあげるように持ち、腓骨を外側から母指で押圧する。外果(外くるぶし)より四横指ほど上あたり、腓骨上に硬結があるので、それを押圧・愉気する。ほとんどが、左に反応がある。
足裏、踵の前方(足指方向)の急所を押圧。圧を足~骨盤~腰椎~第6胸椎と繋いでいき、後頭部まで繋がったら、ポンと抜く。


今年は、急に暑くなったこともあって、冷たいものを飲んだり、かき氷やアイスクリームなどを食べ過ぎたりして、おなかを壊す人が多かった。特に、胃が固まって食欲が無くなる人、胃がもたれる人が続出した。
この操法は、胃腸を中心に消化器を整える操法であると同時に、夏の暑さに体を負けないようにする効果を狙っている。
夏は、熱いもの・辛いものなどを、ハフハフ言いながら、モリモリ食べられるのが健康な体なのである。暑くて食欲が無い、などということでは、夏を満喫することはできない。


最後は、坐位で側腹部を上・中・下と三カ所つまんで愉気する。梅雨の頃はここが急所になるが、今の時期はもう少し上にまで反応が上がっている。
体側、肋骨の側面の皮をつまんでよく引き伸ばす。ほっぺたでもつまんで引っ張るような感じで、ゆっくり引っ張ってパッと放す。
ここをつまんで引き伸ばすと、この時期非常に快感がある。そして、上手にパッと放つと、瞬時に体がスッとが軽くなる。
基本的には、気持ちの良いところを気持ちの良いように引き伸ばして、しばらく保ち、快感があるようにパッと放す。
つまむと痛いところ、硬くてつまみにくいところは、その部の肋骨が硬くなっているので、丁寧に引き伸ばしておくといい。

夏になると、皮膚が弛み、骨格・筋肉・関節も弛み、開き、体は放熱モードになる。今年は、梅雨が途中で打ち切られたように急に暑くなったので、体がついていかない人が多い。
この体側をよく引き伸ばしておくと、肋骨(の特に中・下部)が弛んで放熱しやすくなり、のぼせや熱中症の予防にもなる。

今月に入ってから、10人中7人は、この操法をしている。7月に入って始めたので、「7月操法」 と名付けたが、正確には、「2011年の7月操法」 である。
その年その年によって、季節の移り変わりは同じではない。当然、体の変化もまた同じではない。
さて、来年の今頃は、どういう操法が合うようになっているだろうか。


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追記:

早速だが、土用に入って、7月操法もマイナー・チェンジを余儀なくされた。

胸椎6番の左に反応が出ていたのが、胸椎5番の左に移った。胸椎5の左一側の硬結。硬結は、二側にも連なっている場合がある。

腓骨下方外側の硬結ははっきりしなくなり、反応点はアキレス腱に移った。

踵前方の処は、中心に反応がある人が多かったが、加えて内側、ときに外側寄りにも反応が出ている。


来年の今頃に読み返すと、同時期の体の変化を比較できて良いかも知れない。

ブログというものは、備忘録としても使えるようだ。

(2011.7.27)

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