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September 2011

今朝の涼しさ

暑さも寒さも彼岸までとは、よく言ったものである。
昨夜から今朝にかけて、東京はかなり涼しかった。
いや、涼しいというよりは、肌寒いという感じだった。

さて、こうも急に気温が下がると、さっそく体調を崩す人が増える。
その原因の多くは、特に寝冷えなのだが、まだ体は夏の傾向を色濃く引きずっているので、体が冷えているという実感があまり無い。

喉が痛い、頭が重いなどの風邪っぽい症状から、めまい・耳鳴り・歯の痛み・筋肉や関節の痛み・神経痛・トイレが近くなる・古傷が痛むなどなど、冷えの影響は多岐に渡る。ギックリ腰なども急に増える。
これらの症状は、なかなか冷えと結びつかないようで、内科・整形外科・耳鼻科・歯科と、いろいろな医療機関に行ってみたりすることになる。
それぞれに病名がついたりつかなかったりするが、薬が出たり何らかの治療を施されるのだろう。
しかし、実は全ては冷えが原因なので、冷えの影響を抜くことをするのが一番良い。

今ぐらいの時期の寝冷え対策には、もちろん布団を厚くしたり枚数を増やすのも良いのだが、まずは寝間着を厚手のものにするのがお奨めである。今はまだ、掛け布団を厚くすると、暑くなって剥いでしまうことが多いからだ。
Tシャツで寝ていた人は七分袖や長袖にする。ズボンも厚手のものにすると良い。
それでも肌寒いようであれば、もちろん掛け布団を工夫する。

朝起きて喉が痛い・鼻水が出るなど、明らかに寝冷えをしたと思ったら、起きてすぐに脚湯(きゃくとう・膝下辺りまで熱めのお湯につける)をするのが良い。温度は普段の入浴温度より2度ほど高く、時間は6~7分。
嫌いでなければ、朝風呂に入っても良い。その場合も温度は高めで、時間は短く。お風呂を出てすぐに寒いようだったら、時間が足りないのではなくお湯がぬるい。

わかりやすい寝冷えの症状ではなくても、この時期急に起こる症状は、(その元に何らかの別の原因があるにしても)、冷えたことが直接の引き金になって起こっているものが多いので、とりあえず朝起きがけの脚湯もしくは朝風呂を試してみると良い。
効果のほどは、論より証拠、是非試してみて頂きたい。

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