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心臓を強くする方法

前回、左足の小指が痔の急所であり、心臓とも関わると書いた。
そもそも、この左足小指の急所も、野中操法の活点の一つである “痔病一切奇妙” が整体操法に取り入れられたもののようだ。

ちなみに、私はこれら野中操法の活点を野中操法研究会の川島先生に教えていただいた。
“痔病一切奇妙” は左足小指の第一関節(指先に近い方の関節)の外側だが、整体操法では指の付け根の関節も痔の急処として使う。
どちらかというと、第一関節は切れ痔、第二関節はいぼ痔である。

整体では、痔と心臓は深く関連するものと見ている。心臓と肛門は、場所は遠いのだが関係性はきわめて近い。痔は心臓系統の病、と言ってもよいくらいだ。
また、左足の小指が痔と関係するのと同様、心臓も左小指と関連している。左足の小指・左の腸骨(骨盤)・肛門・心臓は連動しており、一蓮托生なのである。

足の小指を押さえて痔に卓効があるのは、どちらかというと女性に多い。男性の場合は、骨盤の動きが小さいので、腰椎で治す方が手っ取り早い。
この場合の急処は、第2腰椎の左三側である。ここの硬結を処理する。
特に出血する傾向のある痔には、ここが効く。


さて、人間の体は使えば強くなるようにできているが、平時はともかく今心臓の具合が悪いという人が、直接心臓に負担がかかるようなこと、つまり心拍数が上がるような運動などをするわけにはいかない。
ではどうすれば、心臓の弱い人が心臓そのものを強くできるのか・・・。

実は、簡単で効果的な方法がある。
それは、肛門を締めることだ。
肛門を意識的に、ギューッと締める。締めては弛め、締めては弛めを繰り返す。
心臓の悪い人は、肛門の締まりも悪い。肛門の締まりが出てくると、心臓もしっかりしてくる。

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