10月 ― 暑い → 涼しい → 肌寒い
10月 ― 、体に影響を与える最大の要因は、「寝冷え」 である。
真冬ほど寒くはないが、体の方がまだ冷たくなることに慣れていない。
睡眠中、疲労が抜けると共に汗が出る。その汗が、朝方5時~6時頃気温が下がって内攻する。
この時期の寝冷えは、防ぐことが難しい。
たくさん着れば、汗をかく。布団を厚くすれば、剥いでしまう。
秋の寝冷えは年中行事である。あきらめて、脚湯(きゃくとう)をするに限る。
熱めのお湯に膝のお皿の下まで浸けて6~7分。
両足赤くなれば、乾いたタオルで擦るようによく拭いて終わり。
片方の脚が赤くならないようであれば、そちらだけ更に1~2分温める。
赤くなった方は、よく拭いて冷えないようにしておく。
普段の入浴温度よりは、熱くないと効かない。
熱さが足りて適温なら、全身じっとり汗をかく。
もちろん、その汗を冷やしては元も子もない。
朝風呂の方がいいという人は、それでもいい。
熱め、短め、江戸っ子風に入るのがよい。
春は暖かいが、秋は体感的に暖かいということがない。
暑い → 涼しい → 肌寒い。
小春日和は、ぽかぽか暖かいが、寒くなった冬ならではの暖かさである。
今年は夏が秋に食い込んだように残暑が長かったせいか、
この秋は、夏の終わりの後ろ向きな気分を引きずっている人が多い。
体もそうだが、なにより心が季節に乗り遅れている。
気温の変化も急激だった。そのせいもあるだろう。
それとも、あまりにも夏が暑すぎたのか・・・。
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