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乾きのはしり

今年は、体が乾きだすのが例年よりも早い。9月に入って、さっそく唇や指先などが乾く人が出始めている。髪もパサパサ、ごわごわしてくる。乾きのはしりである。

これからの季節は、夏の水分補給とは全く別の意味で、水分の摂取が必要になる。それは、体の乾燥対策である。

体に水分が不足すると、皮膚や粘膜に異常が現れる。皮膚がガサガサするとかあちらこちら痒いなどというのも乾燥の兆候だが、鼻水が出るなどというのも、乾燥からくることがある。

そして、乾きは冷えを呼ぶ。空気が乾燥している方が寒さを感じるということもあるが、体が乾いていると冷えに弱いということがある。潤っていれば、冷えの影響も軽減される。

秋の乾きには、汁物がよい。スープ類、麺類、雑炊など。それで足りない分は、水がよい。湯冷ましとか、白湯よりも、生の水が体のみずみずしさを保ってくれる。

秋といえば、注意するのは寝冷えもある。もちろん、まだそれほど寒いわけではないが、ひんやりと冷たくなることに慣れていない体は、明け方の気温が下がったときなどに冷えの影響を受ける。
寝冷えの解消には、朝起きがけの脚湯や朝風呂に入るのがおすすめだが、体が乾かないように保つのも、一種の冷え対策である。

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