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眼の疲労と睡眠

睡眠が健康に対して与える影響はとても大きい。元気に溌剌と生活するためには、日々ぐっすりと深く眠ることが必要だ。たとえ病気になっても、ケガをしても、よく眠れていれば回復が早い。

反対に、睡眠不足が続いたり、睡眠の質が悪い状態が長く続くと体を壊しやすい。場合によっては、思わぬ病気を引き起すこともある。たかが眠りと、侮ってはいけない。

睡眠で大事なのは、長さよりも深さ、量よりも質である。ある程度の量は必要だが、眠りの質が悪ければ、長く寝ても回復は不十分だ。

 

眠りの質が悪いと、胸が硬くなる。肋骨が硬直して、下がってくる。肋骨が下がると見た目にも胸が薄くなり、息が深く吸えなくなる。
眠りと呼吸には、密接なつながりがある。呼吸が深ければ深く眠れるし、眠りが深ければ呼吸もゆったりと深くなる。睡眠時無呼吸症候群などは、呼吸器の問題であると同時に眠りの障害でもある。
夢ばかり見て寝た気がしないなどという人は、胸が柔らかくなりゆったりと息が吸えるようになると夢を見なくなる。

後頭部も、眠りの状況が反映する代表的なところである。寝過ぎ、二度寝を常習としている人は、後頭部の頭皮が弛んでぶよぶよしている。
「眠れなくて困っている」 という人の中に、後頭部がだぶだぶに弛んでいる人がいるが、こういう人は不眠症とは認められない。ほとんどが、必要以上に眠っているので夜に眠くならない人、朝寝、昼寝をして夜の睡眠が浅くなっている人、運動不足・活動不足でエネルギーが余っている人である。
本当の不眠症の人の多くは、逆に頭皮が後頭骨に張り付いたように硬くなっている。こういう人を眠れるようにするのは、そう簡単ではない。

 

最近は、寝る前にパソコンやスマートフォンなどを使って、眠りの質を悪くしている人が多い。

毎日疲れが取れなくて・・・とか、病気、症状がなかなか良くならない・・・、などという人の中に、夜遅くまで電子機器のモニターを見ているせいで眠りの質が低下している人が少なくない。

眼は脳の出先機関のようなもので、寝る前に眼を使うと眼も疲れるが脳も緊張が抜けない。脳が興奮したまま眠っても、たとえ朝まで目を覚まさなかったとしても眠りの質は悪く、目覚めても疲れが取れていない。

また、眼の疲労は体を強張らせる。グッスリと深く眠るためには体の緊張が解け、力が抜けなければならない。

眼を酷使すると、まずは後頭部を中心に頭が硬くなってくる。続いて頸椎の1~3の一側が硬直してくる。
その状態で眼を使い続けると、胸椎の1~3の三側、肩甲骨の内側あたりが強張ってくる。
それが常習となると、腰椎の1~3の二側が固まってくる。ここまでくると、本格的な視力の低下などが起こってくる。
そして、人間は第1腰椎が弛まないとグッスリ眠れないので、ますます悪循環になってしまう。

 

寝る前に本を読むのもよくないが、パソコンやスマートフォンなどの光の出ているものはなお悪い。
できれば寝る2時間前には、せめて1時間前には眼を使う作業は終わりにしたい。

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