身体気法会 整体講座 定員まで残りわずか
~ 受講希望者が定員に達したため、受付終了となりました。~
4月より開講される身体気法会の整体法講座(初級)は、定員まであとわずかとなっているようです。
定員に達した時点で、受け付け終了となるようですので、参加希望の方はお早めに。
講座に関して、詳しくは → こちら へどうぞ。
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4月より開講される身体気法会の整体法講座(初級)は、定員まであとわずかとなっているようです。
定員に達した時点で、受け付け終了となるようですので、参加希望の方はお早めに。
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現代のように人工的なものに囲まれて生活しているとついつい忘れてしまいがちだが、人間の体は自然の一部である。
季節が巡り、草木が芽吹くように、人間の体も春になっている。
春の体の大きな特徴は、消化器系が変動しやすく流動的であることと、骨盤が開きつつ上にあがってくるところである。
このところ急な下痢をする人が増えているが、春の大掃除である。冬の間にため込んだ毒素や脂を、下痢で捨てているのだ。この春の下痢が起こると、体はすっきりとして軽くなる。
「春の下痢」 とだいたい同じ時期に起こるもので、「春の腰痛」 というのもある。
消化器系の停滞でお腹が硬くなると腰痛が起こりやすくなるのだが、ここでいう春の腰痛は、それ (とも絡みながらも…) とは別の機序で起こる。
春になって骨盤が開き上がっていくというのは、骨盤に端を発するエネルギーが、その勢いを増して上昇していくことである。
そのエネルギーが上手く分散、展開していかないと、腰が硬直して腰痛が起こる。エネルギーの余剰で、腰が過緊張になってしまうのだ。
春の腰痛は、一側と呼ばれる背骨のすぐ際を縦に走るラインが硬直しているのが特徴で、腰椎の歪みなどはあまり見られない。
この腰椎の一側と骨盤の上の縁(腸骨の縁)を弛めるとたちまち解消する。上手くやれば、坐位で腸骨の縁の内側を押さえるようにするだけで、嘘のように痛みはなくなる。
ちなみに東洋医学(鍼灸・漢方)の世界では春は 「肝」 の季節で、気が上がる季節であるというのだが、このあたり野口整体の見立てと一致している。
捨てるべき毒素や脂というのは、その多くは肝臓にため込まれていると思われるので、春になって肝臓系統が動き出し排泄がおこなわれるということだ。
ちなみに、東洋医学でいう五臓(肝・心・脾・肺・腎)とは、解剖学的な意味での臓器そのものとイコールではない。臓器の一部または全部を含んだ、ある機能領域を指している。その中には、感覚器とのつながりや心理的な問題、気の動きなど、多くのことが含まれている。
そのあたりのことを知ると東洋医学はとても面白いし、結構現実に即しているということがわかる。
健康ということを考えるとき、季節と体の問題は非常に重要な要素である。この点では東洋医学や野口整体には、大きなアドバンテージがあると思う。
現代医学的視点から見るとなんだか怪しいと見られる部分にこそ、実はその体系の重要なところがあったり、その部分こそが、ある意味とても現実的であったりする。
柳澤先生の整体講座の日程が決定したようです。
毎月、第4日曜日、午後1時15分~午後5時頃まで。
今回柳澤先生から準講師として参加しませんかとのお誘いを受けましたが、前半は残念ながら予定が合わず参加できそうもありません。後半は、毎回とはいわないまでも参加できればと考えています。
まあ私のことはいいとして、今回の講座では野口整体の一線で活躍されている先生方が準講師として実技のサポートなどをしてくれるようです。初めて整体に触れる方も、安心して取り組めるのではないかと思います。
講座に関して、詳しくは → こちら へどうぞ。
このところ花粉症の症状を訴える人が、ちらほらと出てきた。
花粉症の症状緩和には、頚と肩甲骨周りの筋肉の硬直を弛めることが有効である。花粉症だという人には、そのあたりを弛めるための体操法をご指導したりしている。
体操の前段で肩甲骨を弛め動きをよくして、後段では頚を回して頸椎の動きを改善する。前段の肩甲骨体操では、腰から背中もある程度強張りが取れるような仕組みになっている。また、その結果として頸椎部も弛んでくるので、仕上げは頚を回すくらいで結構効果が上がる。
頚は力を抜いて、ゆっくりと片側に10回程度まわし、続いて反対回しもおこなう。肩の上で頭がごろごろと転がるようなイメージでおこなうとよい。
これは文字通り 「回す」 だけでよく、ストレッチ風に筋肉を伸ばしながら回すなどの工夫はない方がいい。どこかを 「伸ばす」 のではなく、なめらかに 「動く」 ようにするのが目的だ。
頚を回すと痛みのある場合は、その痛い角度のところは上手に躱して(抜かして)おこなう。毎日やっていると、だんだんきれいに回るようになってくる。
この頚回しだけでも、花粉症に対してある程度の効果は見込める。頭と体の血流の行き来がスムーズになると、頚から上の鬱血状態が改善されて、目鼻の炎症などが楽になる。
さて、この体操は立っておこなうのだが、最後の頚を回すときは肩幅くらいに足を開き、必ず手を腰(骨盤の縁あたり)に当ててもらう。
そうすることで体の軸が自然と立上がり、安定した土台の上で頚を回すことができる。
もしも腰に手を当てずに頚を回すとすると、たとえ小さい子供にでも体を押されようものなら体勢が崩れてしまうだろう。しかしやってみればわかるが、腰に手を当てていれば体は全体として安定し、多少押されてもびくともしない。そのような安定した体勢で頚を回すことで、はじめて得られるものがある。ただ頚を回せばいいというのとは、ちょっとした工夫で運動の中身にだいぶ差が出る。
(逆に、全身の動きの自由度を保っておこなう場合にも、又違った良さがあるが・・・)
この頚回し体操における、肩幅に足を開いて腰に手を当てるという形は、一種の 「型」 といえる。立位で頚を回すための 「型」 である。
銭湯などでよく見られる、風呂上がりに牛乳を飲んでいる人が片手を腰に当てている光景は、安定した体勢で牛乳を飲もうとして自然とあの形になっているのである。あれも、牛乳瓶で牛乳を飲むための 「型」 といってもいい。
日本では、芸事でも礼法でも武道・武術でも、「型」 というものが重視されてきた。「型」 というのは、単なる儀式・儀礼的な意味合いのものというわけではなく、高度な機能性・合理性を追求した結果現れ、定着したものである。
整体操法も、「型」 に則っておこなわれる。整体の 「型」は、施術者側の技術としての力学的合理を追求するとともに、相手との気の感応がより深くおこなわれるようにつくられている。
前回の記事の身体気法会整体初級講座の内容にある、『 6.型、相手との間と度 』 というのは、自他との関係性の中で最善・最良のパフォーマンスを発揮でき、大きな効果を上げるための技術を 「型」 というものとして学ぶということである。
まずは腰に手を当てて頚を回し、また牛乳を雄々しく飲み干してみよう!!
それが 「型」 を知る第一歩、になるかもしれない。(?)
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