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“ 混ぜるな危険!? ”

整体を受けながら、鍼灸・指圧・マッサージ・カイロプラクティックなどの療法を平行して受けられるのは、お薦めできない。

刺激過多となり体に負担であるということもあるが、せっかく整えた体が他の施術によって乱されてしまうことがほとんどだからだ。

整体を受けた上に更に鍼灸もやったら、なお体は良くなるのではないか、と考えるのはわからないでもないが、それはやはり素人考えなのである。治療というのは単純な足し算ではないので、どんどん足していけばいいというものではないのである。

そもそも、治療・身体調整といわれるものには、必ず体に対する 「見立て」 がある。見立てとは、今の体がどういう状態なのかと施術者側が把握・認識することだ。
そしてその見立ては、それぞれの治療法・調整法のシステムに則ったものである。同じ体を見ても各治療法によって、また見る施術者個人によって、全く違う観点から体の状況が把握されることがある。

分かりやすい例では、同一人の体を観ても、カイロプラクティックであれば骨格の位置や動きに注目するだろうし、古典的鍼灸なら脈の状態や腹部の虚実などで見るかもしれない。また、同じ治療法でも、施術者一人ひとりで見方はそれぞれ異なる部分が当然ある。
その見立てにそって施術するということは、それぞれ別々の登山道から頂上を目指しているのと同じである。

それどころか、それぞれの流儀に独自の 「健康観」 があるので、下手をすれば目指している頂上すらも違うかもしれないのである。
骨格が正しい位置関係にあり、その動きが正常であることを健康と考える治療法もある。また、脈がある特定の状態であれば健康であるとか、全身の筋肉に凝りがなく柔軟であれば健康と考えるものもある。

整体で、チューリップを咲かせようと花壇を耕し、肥料を入れ、球根を植えたところに、別の治療を受けに行ったら、根こそぎ掘り返されて、ひまわりを植えられてしまうようなことも起こりうる。
花壇をきれいな花でいっぱいにしようとしていることは同じでも、どんな花を咲かせようとしているかは、必ずしも同じとは限らない。
場合によっては、花壇を足で踏み固めて真っ平らに均そうととする人もいるかもしれない。

たとえ治療であっても、体に対する刺激というのは最小限であることが望ましい。いろいろな治療や身体調整法を掛け持ちすることは、体にとって負担であるばかりか、場合によっては害になることさえある。
洗剤でも、“ 混ぜるな、危険!!” というのがあるが、体に対する調整行為でも、度が過ぎれば負担になるし、混ぜると危険ということも無きにしも非ずなのである。

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