食後にお菓子を食べてしまう場合 (追記あり)
昼食後、夕食後などに、食事で十分お腹がふくれているのに、更に何か食べないと気が済まないという人がたまにいる。
それは甘いものだったり、おせんべいだったりするのだそうだが、もはや基本的には食後に何かを食べないという選択肢はないのだという。
と言いながら、どうしたら止められますか、と訊かれるわけだが、多くの場合で効果を上げるのは、お酢を飲むという方法だ。
食後に、お酢を水で薄めて飲む。そうすると、あら不思議、それ以上何かを食べたいという気持ちがなくなってしまう。
いままでこの方法で、結構たくさんの人の別腹をなだめてきた。大して手間もかからない、いい方法だと思う。
お酢は、できれば合成酢ではなく自然由来のものがいい。飲みやすく作られているリンゴ酢などよりも、純米酢などの酸っぱいものが向いている。
あまり濃いと胃が焼けるので、酸っぱさを残しながらもそこそこ薄めて飲む。それほど濃くなくても十分効果がある。量は、薄めた後でコップ半分から八分目程度。
食後のデザートも生活の彩りの一つだから、無理に止めるばかりがいいということもないが、止めたいのに止められない人、際限なく食べてしまうという人は試してみてほしい。
食後にまた食べてしまうのは、食事自体に心か体が満足していないということもあるから、思い当たる人は、そちらを改善するのも大切かもしれない。
また、こういったことは習慣でもあるので、お酢を飲んで食後に食べないことが当たり前になったら、お酢を飲むのも終わりでいい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
追記
酸蝕歯を防ぐ観点から、水で薄めたお酢は口中にためずに少量ずつすぐに飲み込んでしまった方が良いようです。
また、お酢を飲んだ後は、すぐにうがいをしておくのも酸蝕歯を防ぐ上で有効です。
食後のうがいは歯垢がつきにくくもなりますので、お酢を飲むとき以外でもおすすめです。