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January 2016

 目からウロコ・・・ ~ 脚湯法 ~

年末に、久しぶりに神保町界隈をぶらぶらした。喫茶店をはしごし、古書店なども見てまわった。マニアックな本が揃っていることで知られる書泉グランデや大手大型書店の三省堂なども、数年ぶりに行ってみた。

いつも本を買ってしまうときには大量に買い込んでしまうことが多いのだが、散々見て歩いた割には収穫はたったの4冊だった。こういうものにも波があって、今回は幸か不幸か購買意欲が低い時期だったようだ。

 

さて、三省堂では、野口晴哉先生の初期の有名なお弟子さんのお弟子さんが書かれた整体の本を見つけた。こちらは購入しなかったのだが(スミマセン)、脚湯のやり方が書かれている項を見て思わず目からウロコが落ちた。

脚湯(きゃくとう)は、膝から下を湯につける野口整体の温法の一つで、寝冷え解消やお腹の調子を整えるなど、適応範囲の広い優れた家庭療法である。

脚湯をするときは、風呂を熱め沸かして、その中に立つかバスタブに腰掛けておこなっていた。
他の人にやってもらう場合も同様に指導していたのだが、「お湯がもったいない(不経済)」、「お湯をためるのに時間がかかる(面倒くさい)」、などの理由で足湯(そくとう)に比べて人気がなかった。
もちろん、実践する人はいつでも実践するのだが、しない人の気持ちもわからないではないので、本当にやった方がいいという人以外にはあまり強くは勧めないことも多かった。

ところが、件の本にはそれらの問題を一気に解決できる方法が載っていた。
そのやり方とは、バスタブの中に膝立ちになって行うという方法だった。

バスタブに膝(から足の甲)をついておこなえば、お湯の量は少なくて済む。これなら、経済的だしお湯をためる時間も短くて済む。

なぜ、こんなに簡単なことに気が付かなかったのかと、しばし呆然としてしまったのだが、なにはともあれ、まさに目からウロコが落ちた瞬間だった。

 

試しに脚湯で検索してみたところ、この方法を紹介しているところもあるので、実はポピュラーな方法なのかもしれない。

ただ、下にタオルなどを敷くとしても、膝などに故障を抱えている人には難しいかもしれない。また、小さいお風呂よりも大浴場の方が体の温まりがいいのと同じで、脚湯も本来はたっぷりのお湯で行った方が効果的ではあると思う。

といったことはあるのだが、やらないよりは次善の策でもやってもらった方がよいに決まっている。

まあこういうことは、本当にやる人はいつでもやるし、面倒くさがりの人は、簡単な方法でも結局はやらなかったりもするのだが、とりあえず最近はやりそうもない人にはこの方法も併せて紹介させてもらっている。

本駒込駅のエレベーター工事について

本駒込駅の改札階から地上に出るエレベーターが、

1月20日~2月29日(予定)まで

更新工事で使用できません。

 

治療院にお越しの際は、階段にて2番出口から出ていただくと

分かりやすいと思います。

(改札を出たら、左方向へ進むと地上に出る階段があります)

 

2番出口は、本郷通りに面しています。

地上に出たら左方向に本郷通に沿って歩いていただくと、

すぐに交差点があり、横断歩道を渡っていただくと

白山治療院となります。

 

1番出口から出てしまうと、本郷通を渡らなくてはなりませんが

時間的には2~3分で、それほど遠くはありません。

 

どちらの出口から出られても

「歩道橋」 を目指して来ていただくとわかりやすいと思います。

オリジン弁当の向かいのビルになります。

芸能人格付けチェック

正月恒例の特番で、「芸能人格付けチェック」 という番組がある。有名芸能人が、多岐にわたる分野の 「一流品(人)」 と 「一般品(人)」 をA・Bの二択で見分ける問題に挑戦するという企画だ。
正解しつづければ 「一流芸能人」、間違えると、普通、二流、三流、そっくりさん、と降格して、最後は 「映す価値なし」 となって画面から消えてしまう。
元々はある番組の一コーナーだったらしいが、特番化してからも10年ぐらい続いている長寿番組である。
特番の長時間番組なので、全編見続けることは少ないが、たいてい一問目はワインの飲み比べ、二問目は音感のチェックが恒例で、このあたりまではいつも楽しんで見ている。

さてこの番組で、一流芸能人 「GACKT様」 の連勝記録が話題になっていたりする。ワインの飲み比べは、毎回100万円を下らない超高級ワインと、5000円程度のテーブルワインを飲み比べるのだが、大のワイン好きでワイン通といわれるミュージシャンのGACKTは、当然いとも簡単に正解してしまう。
さすがはGACKT様なのだが、実はこのワインの飲み比べだけなら、私も今まで一度も不正解だったことはない。全放送を見ているわけではないが、再放送を含めれば、このコーナーと音感チェックのコーナーだけなら大半は見ていると思うが、いまだ連勝記録を更新中なのである。

といっても、もちろん番組の一視聴者である私は実際にワインを飲み比べているわけではない。では、どうやって見ているだけでどちらが超高級ワインなのかを当てるのかというと、番組中でワインを飲んでいる芸能人の体の反応をモニタリングしているのである。
超高級ワインを飲んでいるときと、一般のワインを飲んでいるときでは、飲んでいる人の体の 「感じ」 が違う。どう違うのかは説明が難しいが、やはり超高級ワインを飲んでいるときの方が 「良い感じ」 になっている。

私は全くの下戸なので、普段ほとんど飲酒をすることはない。特にワインは体の酔いよりも頭の酔いが早いので、ほとんど飲むことはないし、ましてや高級なワインなんて飲んだこともないが、飲んでいる人の体の反応を見ると、酒の良し悪しは意外と簡単にわかるもので自分でも驚いた。
そして、こう見ると高級ワインというモノは、伊達や酔狂でただただ値が張るのというわけではないのだなあ、という感想を持った。もちろん、高いだけで良くないワインもあるのだろうが ・・・。

さてさてしかし、いつもここまではいいのだが、ワインの飲み比べでいい気分になっていると、つづく音感テストでは大抵がっかりすることになる。
ストラディバリウスなどの億を超える名器と練習用や一般的なヴァイオリンの音比べ、プロのオーケストラと学生のオーケストラの聞き比べなどをおこなう音感チェックでは、悲しいかな全く正解がわからない。

ほとんど音楽の素養のない私が、音を聞いて判断しようとして毎回失敗する。どうやら敗因の一つは、番組でも視聴者に音をしっかり聞かせるために多少音声のボリュームを上げているようで、どうしても音の方に意識が引っ張られてしまうためと思われる。音に感覚が引っ張られてしまい、出演者の体のモニターもなかなかうまくいかない。

そこで、このところ出演者ではなく、音を聞いている自分の体を観察してみているのだが、どうやらこれならば出題を攻略できそうな手応えである。

名器といわれる弦楽器の音色や、一流の演奏者の演奏の場合、程度の差はあるが体がゆるんで楽になる。特にみぞおちがゆるみ、肩の力みが抜けていく感じがある。
反対に、安物の楽器や素人の演奏を聞いていると、体が強張っていくような不快感が生じる。

まだ、この方式を採用してから番組を3回しか見て(3勝しかして)いないので強くは言えないが、かなりはっきりと体感に違いが現われるので、次回以降、もしくは再放送を見る機会があれば、皆さんも試してみると面白いと思う。(逆に、音を聞いて耳で比べていたときには、なぜあんなにも判らなかったのかと不思議に思えてくる。よほど音感が悪いのか、当ててやろうという邪な心が素直な感覚を閉ざしていたのか ・・・。いや、今更ですが音楽もやはり全身で聴くものなんですね ・・・)
ワインの飲み比べの方も、実際飲んでいる芸能人の体の 「感じ」 を自分に写し取るような感覚で見ていると、意外と判りやすいかもしれない。

このところ3回ほどは、ワインその物を見て、どちらが良いワインか判るようになってきた。ワインにも 「気」 があるとすれば、リアルタイムでなくても、デジタル処理された画面を通してでも、その 「気」 は感じ取れるものだということだろう。

身体気法会 整体講座初級 受付スタート

柳澤先生が主催される身体気法会の平成28年度 「整体講座 初級」 の申し込み受付が始まりました。

概要は以下の通りです。

詳しくは、身体気法会のホームページ へどうぞ。

 

 

■初級講座~野口整体と気応を学ぶ

 (年間コース、年10回

 定員制、 六万円。 ※二分割払い、可

         第二期は、
         平成28年4月~平成29年3月まで(8、12月は休講の予定)

         日程 毎月第4日曜日午後2時~6時頃まで
      場所 東京東日本橋 産業会館 和室ないし
           東京中央区 佃区民館 和室にて開催。

 

 

※講座内容  (第一期の内容です)  

◆初級講座~野口整体と気応を学ぶ

  1、気の角度、相手に触れること

野口整体の概要講義
 気が合う角度
 気の輪つくり
 触手の度、感じるもの、見えるもの
 鳩尾が弛む位置   
 
 2、活元運動、組み運動
       
活元運動、ひとり運動
組み運動、部分運動
深息法

 3、愉気と型

愉気、両手で触れる
対応を探る
型、座ること  

 4、行気とライン

行気法、合掌、脊椎、足裏、
卵巣、睾丸、体勢の行気
気の流れと温法
                    
~~~~~~夏休み~~~~~~8月
                     

5、対応と気応

気応ということ、
(吸いつく、反発)
フと触れる、活元的動きの発動
(動的な道筋)
対応、手の納まり
                  

 6、呼吸と気の波

動く点、動かぬ点
行気から活元的動きを誘う
 (活元運動と動法の誘導)
   
気の波と呼吸

 7、気の形

お茶の気を感ずる
丸い気と四角い気
気のいろいろな形と質
点集注と面集注
内観

 ~~~~~~年末休み~~~~~~12月

 8、気応と集注

愉気と集注
集注と自然集注
同調と共鳴

 9、温法と動的ライン

緊張と弛緩

気の流れと内観的ライン
動的ラインを見出す

10、整体生活法、対症法
           ~何かあった時のために


趾間、冷え、中毒
鼻出血、口の中、歯痛、火傷
腰痛、目の疲労

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