2009.12.31

新規の予約受付再開

予約状況に若干の余裕が出てきましたので

新規の方の予約受付を再開いたします。

ただし、1日1人 ・ 1ヶ月に10人までとさせていただきます。

(現在通われている方の定期的な予約の確保を
           
優先させていただいています。)

 

                   ※ この記事は常に一番上に表示されます


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2009.07.21

断食

最近、私の周りでなぜか断食の話題がよく持ち上がる。

断食は、飽食の現代人にはとても有効な体質改善法であり、病気によっては強力な治療法ともなる。
が、しかし、実際に断食をするのは結構難しい。
それは、断食を完遂する意志力のことではなく、断食がかえって体を壊す危険とつねに隣りあわせであるということだ。

特に、断食では、徐々に食を戻していくところが難しく、ここで失敗すると、かえって体を悪くすることがある。
始めは、しっかりとした指導者の下で行うことが基本だが、そこのやり方が自分に合うかどうかという問題もあって、なかなか難しい。

そこで私はというと、大体年に1回~2回は、数日間の絶食をしている。

と言っても、計画的に行っているのではなく、大風邪を引いて食欲がなくなるというだけのことなのだが、これが結果的に良い断食になっている。

高い熱が出るような本格的な風邪のときには、食欲が落ちることが多い。
このときに無理に食べるのは良くない。風邪のときは内臓も風邪を引いているのだから、内臓も一緒に休ませてあげることが必要だ。
動物でも病気や大きな怪我をしたときは食べなくなるが、人間も食べないでいる方が、風邪の経過がスムーズになる。逆に栄養価の高いものを食べると、風邪は長引く。
昔は栄養事情が悪かったので、風邪を引くと栄養のあるものを食べさせようとしたのだろうが、現代人はほとんどが栄養過剰だから、風邪のときくらい食べなくてちょうど良いのだ。

名づけて 「風邪断食法」、この方法の良いところは、そもそも食欲がないのだから、食べないことが苦痛でない。
更に、風邪の経過も良好にする。
また、断食は本来一人ひとりの体の状況に応じて個人的に計画を立て、さらに体の変化に応じてどんどんスケジュールを変えていかなくてはならない。
それをしっかり指導できるだけの人間の体を見る力のある人はなかなかいない。
本来断食は、みんなと一緒に、計画表通りにやるものではないのだ。
しかし、風邪のときは、自然に食欲が落ちて、体の回復にあわせて食欲が戻っていくので、割合自分の体に合った形で進めやすい。(というより、勝手に進んでいくのだが…)
「こんなに何日も食べなくて平気だろうか?」、などと不安になって、食べたくもないのに何かをお腹に突っ込んだりしなければ大丈夫だ。
 
当然、重湯、お粥など、体に負担でないものを少量ずつとり始め、徐々に質量ともにふだんの食事に近づけていくのだが、基本的には食欲の戻りにあわせていけばよい。
このときは、体と相談しながら、焦らずゆっくり戻していくことが大切。物足りないくらいがちょうど良い。

日頃食べ過ぎてしまう人も、ここで自分の体に向き合い、からだの要求を知ることで、自分の適量も分かってくる。
余分に食べていたおやつやお菓子、コーヒーなどの嗜好品も、風邪のあとは欲しくなくなることがある。
そうなったら、体の要求にしたがって食べないよう、飲まないようにする。お酒も同様。
風邪の後は、体の感覚がリフレッシュして敏感になるので、食べたいもの食べない方が良いものが自然に分かるようになるし、適量もよくわかる。この感覚を鈍らせないように生活していくことができたら、風邪が活かせたということだ。

操法をする立場の人間にとっても、風邪を引くことは好ましい。風邪を引いたあとは、手の感覚が鋭敏になる。
風邪のときは、自然と絶食にもなっているので、なおさら感覚は研ぎ澄まされる。
ボクサーなども、減量が進むほどに感覚は研ぎ澄まされていくという。
そもそも、野生では感覚が鈍ったら生き抜いていけないのだ。
それに比べると人間は、体が重くなるほど食べ過ぎていて、それが元で病気になったり、あえて断食が必要になっていたりするのだから、本当に良いご身分なのである。

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2009.06.29

注文の多い治療院?

当院のHPに、予約のお電話をおかけいただく前に必ずお読みくださいとお願いしている、「治療についての注意と予約について」(治療を希望される方へのお願い)というページがある。ここには、予約のシステムや、操法を受けるにあたっての注意事項、ご用意いただく着替えなどについて、あれこれ書いてある。
また、初めて来院された際には、ほぼ同様の内容が書かれているものを、操法についての説明の冊子とともにお渡ししている。

これらの中身は、操法をする側、受ける側、お互いが気持ちよく向き合えるように、またお互いできるだけ操法に集中できるようにということを目的として、お願いしているものだ。そのために、ご用意いただくものもあるし、守っていただくルールもある。
またこれらは、自分以外の来院者の迷惑にならないように、みんなで最低限のマナーを守りましょう、ということでもある。

といっても、たいしたことをお願いしているわけではない。
いろいろ書いてあるが、大雑把にまとめれば、

 ・ なるべく集中して操法を受けられるようにしましょう
 ・ 他の人の迷惑にならないようにしましょう
 ・ お互い、最低限の礼節を守りましょう

ということだ。

それでも、「ここの治療院は、うるさいことばっかり言う」という顔をされる方も中にはいらっしゃる。問い合わせの電話では、実際にそう言われる方もいる。(HPを見たのだろうから、イヤなら電話してこなければいいのにとも思うが…)
また、実際に来院されて、「まあ、サービス悪いのね」 といった感じの方もいるが、操法は、ドテッと寝転んで、「さあ、揉んでくれ」 といった類のものではない。お互いが、生命に対する礼節をもって、ある意味厳粛に臨むものである。
その自覚を持っていただくためにも、自分で使うものは負担にならない範囲で、ご自身で用意していただくし、当院の方も過剰なサービスは一切ない。

確かに、うるさく言う事柄もある。
それは、時間についてだ。
「予約時間の10分前までにおいで下さい」
「予約時間においでにならない場合は、治療をキャンセルさせていただくこともあります」
これは、後の予約の方に迷惑がかかりますので、時間厳守でお願いしますということだ。

「こっちは忙しい中、時間を割いて通ってるんだ。そんなに、毎回時間通りにこられるか」
「これでも、ぎりぎりの時間なんだ」

などと、おっしゃられる方もいるが、
「貴重な時間を割いていらしているのは、みんな同じです。
あなたの後に5人の方が続いていたら、あなたが遅れたら、
後の5人の人に迷惑をかけます。
最初から間に合うかどうかわからない時間には、予約を取らないで下さい」 
と言いたい。

実際には、電車が遅れたり、出掛けにお腹が痛くなったりと、やむをえない事情で遅れる場合もある。
もちろんそういうときは、こちらもできる範囲で融通を利かせる。
何でもかんでも、額面通りにということではない。
こちらがお願いしているのは、心構えと気遣いの問題だ。

いつも同じことを書くが、操法とは、お互いが礼節をもって真摯に取り組むべきものと考えている。
別に鹿爪らしい顔をして、儀礼的になる必要はない。堅苦しいのは私も苦手である。
ただ、操法は掛け替えのない命に対しておこなわれるもの、ということをお互いがしっかりと肝に銘じていることは大切だと思う。

一回一回の操法は短い時間ですが、一期一会の気持ちで、より良い時間を共有しましょう。

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2005.02.05

“はくさん” 治療院

このブログのタイトルにもなっているが、私が開設している治療院は白山治療院という。これは、「はくさん治療院」なのだが、よく 「しろやま治療院さんですか?」といわれる。
「はくさん」は地名(東京都文京区白山)からとったのだが、このあたりの土地勘のない人からすると「はくさん」と読むとは思わないのかもしれない。

治療院の所在地は、文京区 「向丘」。白山駅からも徒歩5分ほどだが、最寄り駅は 「本駒込」 である。それなら、「向丘治療院」 とか 「本駒込治療院」 でも良さそうなものだが、元々白山・小石川あたりで開院しようと考えて物件を探していて、自分の中では白山治療院か小石川治療院となんとなく決めていたので、そのまま白山治療院とした。

白山という地名は、村上天皇の天歴二年(948)に加賀一宮白山神社(白山比咩・しらやまひめ・神社)を勧請した「白山神社」(分社)からとられたのだが、元々勧請されたのは現在の場所ではなく本郷一丁目あたりであったらしい。それが、徳川2代将軍秀忠の時に現在の小石川植物園内に移り、後に5代将軍となる館林候綱吉の屋敷の造営のため1655年に現在地に移ったという。
ちなみにお隣の小石川という地名の由来は、白山神社の本社がある加賀の国「石川」にならってのことだそうだ。

治療院の周辺は名所旧跡が多く、散策にきている方をよく見かける。私も現在地に治療院を開院してから5年経つのだが、あまりこのあたりを歩いたことがない。少し暖かくなってきたら、ちょっとのんびり散策してみるのもいいかもしれない。

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2004.10.19

キャラッ8(パチ) 

前回、グータンというTV番組で精神科医の名越氏が体癖論を使って精神分析をしている、という話を書いた。その名越氏が今度は体癖論を用いた性格診断本を出した。「キャラッ8」(幻冬社)である。“キャラッ8”とは、8つのキャラクター(性格)という意味だそうだ。
日本にエニアグラムを紹介した鈴木秀子さんの「9つの性格」(PHP研究所・PHP文庫)のように、タイプ(キャラクター)ごとにチェックリストがあり、どのタイプのリストにYESが多いかで自分のキャラクターを探すという仕組みになっている。

野口整体の体癖は12種に分類される。特殊体癖の11種・12種体癖をのぞいても10種あるのだが、名越氏は「キャラッ8」の中で、人間の性格を8つのキャラクターに分類している。これは体癖分類の上下型1種・2種と捻れ型の7種・8種を、それぞれ一つのキャラクターにまとめてあるためだ。体癖の本ではなく、一般向けの性格診断本なので仕方ないのかもしれないが、ちょっと残念だ。

上下型1種・2種をフタコブジミラクダ、左右型3種をダダッコブタ、4種をネクラビット、前後型5種をセレブデヒョウ、6種をヒカリトガゲ、捻れ型7種・8種をガチンコブルドッグ、開閉型9種はクロネコシゴトニン、10種をホステス(ホスト)カルガモと、それぞれを動物になぞらえている。動物になぞらえることで、人間は「人間のかぶりもの(=意識的に演じている人間らしさ)」を脱ぐと、それぞれにこんなにも違う生き物だということを表現している。

本作りのコンセプトは若年層をターゲットにしたもので、何年か前に流行った「動物占い」のようなノリの本である。個人的にはもう少し情報量の多い堅い本を出して欲しかったが、いろいろな(感受性の)人の語る体癖論はそれぞれに興味深く、「キャラッ8」も面白く読ませていただいた。

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2004.09.27

グータン ~自分探しバラエティー~

毎週土曜日の11;00~11:30、フジテレビ系で「グータン ~自分探しバラエティー~」という番組がやっている。毎回ゲストを呼んで、ロケでゲストの趣味や好きなことをしてもらい、その行動から精神科医が本人も気づいていない深層心理を分析したり悩みがあれば解決するという番組だ。
司会は、タレントの優香、篠原涼子、松嶋尚美(オセロ)。ゲストの精神分析をしていくのが、精神科医でありカウンセラーでもある名越康文氏だ。

先月、たまたまこの番組を見た。そのときに、ゲストの名倉 潤さん(お笑いタレント)の精神分析を聞いて「おやっ」っと思った。その分析の仕方が、野口整体の「体癖(たいへき)」にもとづいておこなわれているように思えたからだ。見始めたのは番組の終盤で、カウンセラーが名倉さんと対話しながら精神分析をしているところだったが、「視覚よりも、触覚的な部分が敏感」、「集中型で、完璧主義者」、「そのくせ自分の打ち込んでいるものが完成してしまうことを恐れている」、などと分析していた。これは、体癖分類の「開閉型9種」の特徴である。
はじめは、精神分析の世界でも整体と同じような視点で人間を見る方がいるのだなと思ったが、どうもそうではなく名越氏に体癖に関する知識があるということのようだ。

整体法では、生理的・心理的感受性、エネルギーの分散・集中の方向性から人間を12種に分類している。エネルギーが大脳の働きに昇華しやすい思考タイプの上下型、重心が左右に偏りやすく感情タイプの左右型、 といった具合に上下型(1種、2種)、左右型(3種、4種)、前後型(5種、6種)、捻れ型(7種、8種)、開閉型(9種、10種)がある。そして、それぞれの型にエネルギーの発散型と集中型があり10種。さらに特殊体癖が2種加わり、全部で12種に分類される。
この12種が人間の類型の原色で、その混じり具合で個人の色(個性)が決まると考えても良いと思う。体癖について詳しく知りたい方は、「整体入門」(ちくま文庫)、「体癖1」「体癖2」(全生社)を参照されたい。

さて、一昨日の放送では、司会者の3人を名越氏が分析していた。私は番組の途中から、それも断続的に見ていたのだが、名越氏はやはり体癖論を駆使して分析していた。オセロの松島尚美のことは、「大人になっても子供の部分を残している」「会話中に話が突然関係ないところに飛ぶ」などの左右型と、「恋愛にも勝ち負けを持ち込んでしまう」「それが体の捻る動作に表れている」などの捻れ型の混合型と分析していた。

名越氏は、かなりしっかりと体癖を勉強されているように思う。体癖に興味がある人は、この番組を一度ご覧になってみてはいかがだろうか。
精神分析医にとって、体癖論は宝の山だと思う。名越氏のこれからの活躍に期待したい。

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