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<title>野口整体　白山治療院通信</title>
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<description>東京都文京区で治療院を開いている整体治療家の、日常の雑感を綴った日記風コラムです。</description>
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<title>新規の予約受付再開</title>
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<description>予約状況に若干の余裕が出てきましたので 新規の方の予約受付を再開いたします。 た...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;予約状況に若干の余裕が出てきましたので&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;新規の方の予約受付を再開いたします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ただし、1日１人 ・ 1ヶ月に１０人までとさせていただきます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;（現在通われている方の定期的な予約の確保を&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　&lt;br /&gt;
優先させていただいています。）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※ この記事は常に一番上に表示されます&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>ｅｔｃ．</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-12-31T14:17:00+09:00</dc:date>
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<title>野中操法と丹田</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-e46f.html</link>
<description>先日、野中操法研究会・第二部に参加させていただいた。数ヶ月ぶりの出席であったが、...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;先日、野中操法研究会・第二部に参加させていただいた。数ヶ月ぶりの出席であったが、たくさんの貴重な学びがあった。&lt;br /&gt;
主宰者の川島先生は、「野中操法はシンプルです」 とおっしゃるが、野中操法は実は難度も高く非常に奥が深い技術である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、その講習を通してある一つの気づきがあった。それは丹田に関することであるのだが、あくまでも私の体感に基づいたものであり、ある種の一人合点でもあるのだが、自分の頭を整理するためと備忘録代わりとしてここに書いておこうと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;整体では、腹部第一調律点、すなわち鳩尾（みぞおち）の力みが抜けていて、腹部第三（臍の三横指下）に力が集まっていることを以て整った体であるとする。&lt;br /&gt;
この腹部第三調律点は、俗に言う丹田に一致する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;丹田の位置については、川島先生から興味深いお話を聞くことが出来た。ある種の体操法を行うと、翌朝丹田の一点が筋肉痛になるという。研究会では、その方法を実習したのだが、はたして翌朝臍下の一点が見事に筋肉痛を起こした。それは、まさに丹田の位置と一致していた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般に丹田という場合、太鼓然と充実した下腹部をさす場合と、臍下の一点をさす場合がある。&lt;br /&gt;
日本の武術・芸事・療術などでは 「腹（はら）」 ということが重要視されてきた。腰が決まり下腹部に力が集まってこそ能力が十全に発揮されるということだ。この場合の腹は、多くは下腹部の充実した状態を指すが、この腹を丹田と呼ぶこともある。また更に、その腰腹の力が集約する一点を以て丹田とする場合もある。（言葉の定義は流儀によっていろいろである）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私の理解では、丹田とは、「丹」 と 「田」 からなる。&lt;br /&gt;
丹田の語源は、中国の煉丹術、つまり仙道にある。仙道では修行によって不老不死を目指すが、その一つの方法が下腹部において気を練り丹という妙薬を作ることである。自らの気を練り上げて作るその丹薬が、不老不死の薬となるわけである。そして、そのメソッドを煉丹術とか内丹術などいう。&lt;br /&gt;
その丹の形成される処は、ツボで言うと気海穴の奥のあるとも、関元穴の奥にあるともいう。どちらにしても、臍の少し下の内部に入ったところである。丹の大きさは、そう大きなものではない。&lt;br /&gt;
そして、その丹を練るための下腹のある領域が田である。丹ができるためには、田がなくてはならない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;丹田を作っていく場合、下腹部に力を集めるといっても、むやみに力を入れるのとは違う。硬く固まった腹には丹も田もできようがない。どちらかというと、柔らかく弾力のある腹にこそ力が集まる。&lt;br /&gt;
体のどこでも、硬く強張ったところは力を発揮することは出来ない。硬いということ力があるということは別のことである。緊張と弛緩の幅が大きく、しなやかに弾力がある状態が望ましいのだ。これは腹部に於いても同様である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;野中操法では、腹部の外縁を整圧していく。その第一健康線（鼠径部）の整圧は、柔らかく弾力のある腹部を作る。これは、田（でん）の形成を助ける。そして、柔らかく力のある田が出来ることによって自然と丹が形成されやすくなる。&lt;br /&gt;
（健康線に関しては、月刊手技療法５月号参照）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;腹部が充実して力が集まっても、それだけでは丹田の効用は万全ではない。丹田を中心として体全体が一つに働くことで、本当の丹田力が発揮される。&lt;br /&gt;
そのためには、腰腹の力が上半身にも及ばなければならない。その丹田力の上半身への伝達経路が側腹部である。そして、この側腹が野中操法の第二健康線に当たる。第二健康線の整圧が、丹田力の伝達を促進する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、丹田が形成された上に、その力が全身に及んだときの特徴的な体の変化は、肩の力がすっかり抜けるということである。力が抜けるといっても、グニャグニャに脱力するということではなく、極々自然に力みが全く消失するのだ。&lt;br /&gt;
肩の力みが微塵もなくなってこそ、本当の意味での丹田の形成が成されたということであり、その状態こそがまさに、理想的な上虚下実であるといえる。&lt;br /&gt;
この場合の肩とは、肩甲骨、鎖骨、肩関節、肩上部及び肩甲骨周囲・上胸部の筋肉などを指すが、特に肩甲骨のポジションと働きが理想的なものとなる。&lt;br /&gt;
逆に言うと、肩周囲の筋肉の硬直、筋膜の癒着などがあると、丹田力の恩恵が十分に行き渡らない。もしくは、丹田力が十分に発揮されないとも言える。&lt;br /&gt;
さて、ここで第三健康線である。第三健康線の整圧は、肩甲骨及び肩周囲の緊張を弛める。なんとも上手くできているものである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;野中操法を受けると、丹田の形成が促され、その力が全身と連動していく。&lt;br /&gt;
もちろん、武術や諸芸において要求される「丹田力」というものは、一朝一夕に出来上がるものではない。長い年月をかけて練り上げていくものである。&lt;br /&gt;
しかし、整体法における健康体の重要な定義としての腹部調律点の 「順」 という意味合いに於いては、整体操法や野中操法で丹田に力の集まった体というものに導いていくことはできるのである。（できるというより、そのことがまさに操法の目的である）&lt;br /&gt;
その意味で、野中操法は丹田形成に大きな力を持つ操法であると言えよう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;野中操法の創始者である野中豪作氏は、「人間は玉でごわす」 と言われていたそうである。臍を中心として玉を広げていくと胴体になる。そこから、頭、手、足を引き延ばしていくと人間が出来上がる。&lt;br /&gt;
第一、二、三健康線は、その玉の外周の要所なのである。野中操法を受けることで、玉としての人体は本来の力を取り戻す。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>整体</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-11-29T00:58:20+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-e5f1.html">
<title>正体術　その６</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-e5f1.html</link>
<description>正体術によって体の歪みを正すことには、どういう意味があるのだろう？ 骨格の歪みが...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;正体術によって体の歪みを正すことには、どういう意味があるのだろう？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;骨格の歪みが病気や痛みを引き起こすことは、一般にも広く知られるようになったと思う。これは、もしかするとカイロプラクティックの功績かもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;骨格と体の変動に関して例を挙げれば、例えば背骨の第４胸椎という椎骨は、心臓と関係が深い。心臓がおかしい場合は、その棘突起のすぐ左脇に硬結があらわれる。これが、右に出る場合は多くは食道の問題である。第４胸椎が引っ込んでいる（陥没している）場合、食道ガンを疑うこともある。&lt;br /&gt;
また、第４胸椎は腕の疲労からも変化を起こすし、呼吸器とも無関係ではない。また、不安や悲しみなどの感情の動きとも連動している。&lt;br /&gt;
こうして背骨の一つ一つが体のいろいろな機能や場所と関係している。そして、逆にこの第４胸椎を打撲などの外力で故障すると、上記のような関連部位に異常が起こることもある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;背骨以外にも、色覚異常の人は左右どちらかの肩甲骨が下がっていることや、子宮後屈の人は手首の関節に異常を持っていることなども骨格の歪みと体の機能の関連の代表的な例である。&lt;br /&gt;
また、お腹にガスがたまったときは、太くなっている右足首を引き締めるとガスが出てくるなどというものもある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;また、こうした部分的な歪みだけでなく、姿勢とか体勢とも言える体の偏る傾向もいろいろな異常と関係している。&lt;br /&gt;
高橋正体術で重視している重心論とは重心の左右偏りの問題だが、整体的には左右は消化器系の問題である。便秘・下痢も重心の左右偏りで起こりやすいし、虫垂炎（盲腸）も重心が何かの拍子に右に偏ったときに起こるとされる。腸捻転や腸閉塞も左右偏りと無関係ではない。&lt;br /&gt;
消化器ではないが、心臓病は圧倒的に左重心の人に多い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;呼吸器に問題を持つ人は、前屈傾向を持つ。結核・肺気腫などの呼吸器系の病には、当然関連する椎骨や急所に働きかけることもあるが、その人の持つ前屈傾向、つまり前屈みの姿勢を正していくことが大きな効果をもたらす。&lt;br /&gt;
そして、泌尿器と関連するのは、捻れの歪みである。泌尿器に問題があるときは、背骨のどこかに必ず捻れの異常がある。&lt;br /&gt;
整体では、前後・左右・捻れの他に、エネルギーの集散の方向として上下と開閉を観るが、今は触れない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ともあれ、体の歪み、姿勢の偏りというのは、健康状態と大きく関わりがある。体の歪みには心理的な問題も大きく絡んでくるのであるが、心の状態・あり方・方向性が体の歪みを作り出しているとしても、整体操法や正体術矯正法で体の方からアプローチして歪みを正すことで、心の状態も変わっていくことが少なからずある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、正体術矯正法であるが、この方法の優れているところは指導を受ける本人が自力で体を操作するというところである。矯正姿勢はこちらで整えるが、そこからの動作や力の入れ抜きは自力で行う。自分の意識で体を動かして行うことで、他力で行う矯体操法に比べてリスクが少なくなる。つまり、無理がないのである。（もちろん、やり方を間違えれば体をこわすこともある）&lt;br /&gt;
そして、工夫をすれば矯体操法に遜色ない効果を上げることもできる。&lt;br /&gt;
私は現在、矯体操法の代わりに正体術の矯正法を操法に組み込んでいる。そもそも私自身の操法の組み立て上、瞬間的な骨格矯正はあまり多用はしないのだが、正体術矯正法は自分の力で体を変えていく面が強いので矯体操法よりも良い面がいろいろとある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;整体操法を行う者の強みは、触ってわかるというところである。矯正法の効果が、どのように体に影響を与えたのかを触ることによって知ることができる。&lt;br /&gt;
この強みを最大限に活かして、より深く正体術を研究していければと考えている。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>正体術</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-11-22T21:20:10+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-e517.html">
<title>正体術　その５</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-e517.html</link>
<description>宮本氏の新正体法は、動診によって歪みを検出し、その検出された歪みに対して対応する...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;宮本氏の新正体法は、動診によって歪みを検出し、その検出された歪みに対して対応する操法を当てはめて矯正体操を組み立てるという画期的なものである。&lt;br /&gt;
しかし、頸椎の前後・左右・捻れ、胸椎の前後・左右・捻れ、腰椎の前後・左右・捻れ、それに骨盤、股関節の歪み、上肢・下肢の捻れなど、細分化された歪みを調べ出し矯正法を設計するというものであるため、大変複雑な内容となっている。それだけにマスターすれば大きな力となるが、専門家以外の方には少々難しいものとなっている。&lt;br /&gt;
（一つ一つの歪みをとるシンプルな操法もあるのだが、複合的に歪みを解消する複雑な操法に比べて切れ味が良すぎるため、かえって使い方に熟達がいる。新正体法では、複合型の操法の方がバランスがよく仕上がっている）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;正体術倶楽部を主宰されている神崎先生は、かつて難解な高橋正体術を教授する前段階として理解しやすい新正体法から教え始められたそうであるが、別の意味で複雑な新正体法に音を上げる人が多かったという。&lt;br /&gt;
そこで神崎先生は、治療家はもちろん一般の人でも使えるように新正体法の全身の歪みを解消してしまう操法を、８つの形に整理された。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;体の連動を研究された神崎先生は、頸椎から骨盤までの歪みを一気に解消してしまう矯正パターンを８つの操法に集約させた。しかも、少ない動診で済むように設計されているので、一般の方でも十分使いこなせるようにつくられている。そして、その効果は細かい動診と複雑な体操設計を行う新正体法と比べても、ほとんど遜色ないものとなっている。&lt;br /&gt;
高橋迪雄、宮本紘吉の両氏も不世出の天才療術家であるが、神崎先生もまた天与の才を持つ、まさに正体術の申し子である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この８つのパターンの矯正体操が痛みなどの問題で行えない人には、別の体勢で行える８つの体操が用意されている。また、その他に骨盤調整に重点を置きつつやはり全身の歪みを正してしまう８つの骨盤操法もある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;神崎先生は、難解で名人芸的な正体術を、誰もがその恩恵にあずかれるようなものにしたい、という理想をもって研究、活動されている。&lt;br /&gt;
その神崎先生の正体術矯正法はセミナーでも習得が可能であるが、そう遠くない将来、ＤＶＤで学べる教材が出される予定である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、私は整体操法を行う者であるので、正体術矯正法を整体操法に活かせるようにしたいというのが、正体術を学び始めた動機である。&lt;br /&gt;
神崎先生は、私の勝手な事情を快くくみ取って下さり（面白がって下さり？）、ハウツー的な事柄よりも正体術の根本的な原理を教えて下さった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その指導を受けたのはセミナーの中ではなく、セミナーを離れた喫茶店や居酒屋の雑談の合間であった。&lt;br /&gt;
そういうときに先生は、冗談の合間にポロリと重要なことを話される。それも冗談の続きのように話されるので、こちらは居酒屋での歓談のときでも全く気が抜けない。（先生は、とっても冗談が好きなのだ）&lt;br /&gt;
またある時は、コーヒーショップで２０分足らずの空き時間に、滔々と正体術の仕組みや操法の組み立て方を解説していただいた。わかったような顔をして聞いていたが、実は約２０分間、ヒンディー語かスワヒリ語を聞き続けたような気分だった。&lt;br /&gt;
その後も、先生のご厚意でたくさんの貴重な資料を頂戴した。（課題も大量に！）&lt;br /&gt;
しかし、その資料と格闘する中で、だんだんとヒンディー語とスワヒリ語が頭の中で一つの絵になってきたのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、以前にこのブログにも書いたように、全く先生のご厚意で神崎正体術の指導者養成講座とでも言うべき内容の講義を受ける機会に恵まれたのである。そこで伝授された内容は以前さらりと書いたが、動診によらず施術者の主観的な観察で矯正法を設計できるものであり、ある意味高橋正体術と新正体法のハイブリッド版のような操法である。&lt;br /&gt;
もちろんある程度の素養がなくては何ともならないのだが、長い年月修行してやっと使えるようになる名人芸のような操法の設計を、シンプルな観察法で組み立てられるように工夫されたものだ。&lt;br /&gt;
「名人芸を排し、誰にでもできる」 ものをというのが神崎先生の理念であるが、まさにその理念を体現している操法である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、「名人芸を排し、誰にでもできる」 ものを創り出すことができるのは、当然ながらやはり名人に限るのである。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>正体術</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-11-19T23:51:57+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-5761.html">
<title>正体術　その４</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-5761.html</link>
<description>正体術矯正法には、体の捻れ（回旋）を左右の歪みの特殊パターンと見るという、整体操...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;正体術矯正法には、体の捻れ（回旋）を左右の歪みの特殊パターンと見るという、整体操法を行う者にとっては、とっつきにくい部分があった。それはつまり、左右重心論という正体術のセントラルドグマである。&lt;br /&gt;
もしかしたら、始めから正体術の考え方で体を見ていけば、それほど違和感がないのかもしれないとも思うが、それにしてもやはり、この部分が正体術矯正法の難しいところなのだと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ところが、この問題をあっさりと解決してしまった天才がいる。&lt;br /&gt;
新正体法の創始者、宮本紘吉氏である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;宮本氏は、まさに人生のすべてを治療術の研究に懸けたような方である。すでに故人であるが、残された著書を見ても、人並みはずれた才能と人並みはずれた努力が容易に想像できる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;宮本氏は、歪みを正す姿勢をとらせて低く持ち上げた足や膝などをドサリと落とすショックで骨格を変える高橋正体術の原理を応用して、捻れ（回旋）の歪みも解消してしまう操法を編み出した。&lt;br /&gt;
氏の技術体系では、捻れを左右の特殊型と観ずに、そのまま捻れと観ることで、かえって身体をすっきりと矛盾なくとらえることができるようになっている。&lt;br /&gt;
そして、正体術に捻れ（回旋）という概念を持ち込んだ氏は、更に胸椎・腰椎・骨盤などの複数の歪みを一度に矯正してしまう操法を創りあげた。&lt;br /&gt;
まさに、天才としか言いようがない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;宮本氏の凄いところは、これだけではない。動診と呼ぶ検査法を行うことで、自分の体の歪みを自分で見つけだすことができるようにした。&lt;br /&gt;
そして、その動診で見つけだした歪みに合わせた体操を用意することで、誰もが自分一人で矯正を行うことができるようにしたのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;宮本氏は、正体術をベースにして自らが編み出した矯正術の体系を、「新正体法」 と名付けた。名人芸である高橋正体術を、誰もができる万人向けの方法に変革したのである。&lt;br /&gt;
ちなみに、宮本氏の著書、「新正体法」 は近く復刻されるという話がある。これは、多くの治療家にとって大きな福音となると思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、名人芸を排し万人ができる新正体法と書いたが、実は複雑な体の歪みを一つの体操で整えてしまうというこの方法は、非常に複雑でもある。動診を元に、そのときの歪みに合わせた体操法を決定するのだが、慣れない内は、本を見て自分にあった矯正体操を決定するだけでも結構時間がかかるかもしれない。&lt;br /&gt;
また、矯正姿勢の微妙な部分や脱力のタイミングなどは、やはり指導者について一度は実習をしないと難しい面もある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;高橋正体術に比べると理解しやすくなった宮本氏の新正体法ではあるが、そこはやはり複雑な体の歪みを整える矯正体操であるから、それなりの難しさはあってしかるべきものであろう。&lt;br /&gt;
なかなか、魔法のように便利で簡単、効果も抜群というものはないのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;と言いたいところだが、そんな魔法のような矯正法を多くの人達に届けようと、日々研究をされている方がいる。&lt;br /&gt;
そして、その魔法はすでに、かなりの精度で完成されているといってよいのではなかろうか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;創始者高橋氏の正体術、宮本氏の編み出した新正体法、現代にそれらを甦らせ再現して見せた上に、更にその系譜を発展させ続けている鬼才がいる。&lt;br /&gt;
正体術倶楽部を主宰されておられる、神崎崇嘉先生である。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>正体術</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-11-18T23:36:03+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-aa0e.html">
<title>正体術　その３</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-aa0e.html</link>
<description>高橋迪雄氏は、正体術矯正法を駆使して、肉体的・精神的なさまざまな苦痛、病気を取り...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;高橋迪雄氏は、正体術矯正法を駆使して、肉体的・精神的なさまざまな苦痛、病気を取り除いていったようだ。当時、高橋氏の施術（矯正体操指導）は非常に多くの人々に支持され、まさに門前市をなす勢いであったという。野口晴哉氏も巨大なカリスマであるが、全国規模ではなかったかもしれないが、高橋氏もその前時代のカリスマであったのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、高橋氏の正体術矯正法は、骨格の不正を正すことで、体の本来の機能を回復させる術である。&lt;br /&gt;
骨格の歪みというと、背骨の歪み（椎骨の転位）を連想する人が多いかと思うが、正体術では背骨はもちろんのこと肋骨・骨盤・手・足と全身の骨格の歪みに注目する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;高橋氏は、もちろん触診もされたのだろうが、視診をとても重視している。正座・仰臥・伏臥などで体の歪み具合を観て、その歪みがどこから来ているのかを洞察していく。&lt;br /&gt;
もちろん問診も行うわけで、尻餅をついたとか、足首をひねったとか、歪みのきっかけとなった事件がわかれば、それも参考にして歪みの方向性や影響がどう波及していったかを推測することもあっただろう。&lt;br /&gt;
しかし、実際は古い打撲などは本人も忘れていることも多く、やはり目で見てわかる能力がないと正確な診断は難しいのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;体自体の形の異常もそうだが、正座したときにどちらの足先が内に入り込むとか、あごを突き出しているとか、鞄を抱えるのは左脇だが手に提げて持つのは右に限るなど、無意識にとる姿勢や動きの癖も重要な観察対象となる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、高橋氏の正体術では、体の歪みと不可分な問題として重心の左右の偏りに着目している。つまり、重心が左右どちらかに極端に偏ると、体の異常を引き起こしやすいということだ。&lt;br /&gt;
ごくごく大雑把に言ってしまうと、体の全体としての左右差、または部分的な左右差を正すことが正体術の肝なのである。（もちろん、矯正の対象は左右差だけということはないし、歪みの矯正技術は多岐にわたる）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;重心がどちらに寄っているかの見極め方はいろいろある。&lt;br /&gt;
まず、立位・坐位で肩の下がっている側が重心側。反対に腰骨（腸骨）の高い方が重心側。&lt;br /&gt;
そして、骨盤（腸骨）は重心側が非重心側に比べて開いている。（多くの場合、仰臥して足先がより外に向いている方の腸骨が開いている）&lt;br /&gt;
それ以外には、重心側は、目が細い・顔が縮んでいる・胸（肋骨）が厚い・足首が太いなどという特徴がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、これは重心論における教科書通りのセオリーであるが、実際には全ての人がこのように、単純に上に挙げたような特徴が重心側に並んでいるわけではない。&lt;br /&gt;
それはなぜかというと、多くの人が体に「捻れ（回旋）」という要素があるからである。体のどこかに捻れがあると、その捻れを挟んで重心の特徴が逆転する。たとえば、腸骨は左が開いていて足首も左が太いが、胸は右が厚いなどという人は普通にいる。&lt;br /&gt;
まして、捻れが一つとは限らないので、なおさら難しい話になる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;高橋氏の正体術では、重心が左右に偏るタイプ、つまり整体の体癖で言う「左右型」を人体を観る上での基準にしている。そして、捻れがある人は、標準型（左右タイプ）の特殊型と考えて操法を組み立てているように思う。&lt;br /&gt;
つまり、左右のバリエーションとして捻れを捉えているわけで、そこが正体術矯正法を理解し、また実際に使っていく上で難しいところなのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;実際の施術においても、右胸が厚く左胸が薄い人の場合、厚い方にそろえるのか薄い方にそろえるのかという問題もあるが、捻れがあると胸の厚さの左右差をそろえる操法がその人の骨盤の歪みを助長してしまう場合がある。そういうときに、胸をそろえておいて後で骨盤を正すのか、そもそも胸をあきらめて骨盤を正す方を選択するのか、いろいろと難しい問題があるのだ。&lt;br /&gt;
しかも、実際には左右型の人は人口の中にある一定の割合でいるだけで、左右型以外の人の方が多いのだからますます困る。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;実は、１０年以上も前のことだが、私もこの「正体術矯正法」という本を研究した一時期がある。もちろん、整体操法に役立てるためである。&lt;br /&gt;
しかし、この左右重心論と捻れ（回旋）の問題に整合性がつけられず、結局途中で放り出してしまった。&lt;br /&gt;
その後も、何かの折に思い出してはこの本を引っ張り出しては見ていたが、部分的に役に立つことはあっても、正体術そのものを貫く技術的なセオリーは見出すことができないままでいた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;おそらく高橋氏は、そのあたりは巧妙なさじ加減で矛盾を解決していたのだろうが、氏ほどの体を観る力と正体術を縦横無尽に使いこなせる技量がない場合には、これを我が物として使うのはまことに至難の業なのである。&lt;br /&gt;
ところが、この矛盾をすんなりと解決してしまった天才がいた。&lt;br /&gt;
「新正体法」 の宮本紘吉氏である。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>正体術</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-11-18T11:24:54+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-bb3f.html">
<title>冷えたら朝風呂に・・・</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-bb3f.html</link>
<description>このところ急に寒くなってきたので、冷えの影響を受けて体調を崩している人が多い。 ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;このところ急に寒くなってきたので、冷えの影響を受けて体調を崩している人が多い。&lt;br /&gt;
寒さの度合いとしては、真冬の方が断然寒いのだが、真冬になると体も冬用になり寒さに強くなるので、かえって今ぐらいの時期の方が冷えて具合の悪くなる人は多い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今の季節は、多くは寝ているうちに冷えてしまう。つまり、寝冷えである。&lt;br /&gt;
そういうと、&lt;br /&gt;
「特に寝冷えをしている感じはありません」&lt;br /&gt;
という人が多いが、実は感覚的によくわかっていないだけで、実際は寝ている間に体は冷えていることがある。&lt;br /&gt;
試しに朝起きたらすぐに風呂に入ってみると、体が冷たくなっているのがよくわかる。真冬に寒い外から帰ってきて、すぐに風呂に入ったときのような、独特の感じがあると思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ちなみに、朝風呂は寝冷えにとても効く。熱めの風呂にサッと入るのがコツだ。&lt;br /&gt;
朝風呂に入ることに抵抗がある方は、膝湯でもいい。お風呂を熱く沸かして、７分ぐらいを目途に膝ぐらいまで温める。&lt;br /&gt;
足湯・膝湯は、ふだんの入浴温度よりも熱くないと効かない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;頭痛・鼻づまり・のどが痛いなど、首から上に症状があるときは足湯がよく、お腹が痛い・下痢・ガスが溜まるなど、お腹の症状には膝湯がよい。&lt;br /&gt;
寝冷えの解消には、膝湯がお奨めである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;元々整体では、くるぶしまで温めるのを足湯（そくとう）、膝ぐらいまで暖めるのを脚湯（きゃくとう）というが、&lt;br /&gt;
「脚湯って、足首まででしたっけ？」&lt;br /&gt;
のような人が結構いたので、混乱を避けるため当院では足湯（あしゆ）・膝湯（ひざゆ）とした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それから、ふだん手足が冷えるという人は、厚手の靴下などもよいのだが、体幹部を暖かく保つというのも一つの方法である。&lt;br /&gt;
人間の体は、内臓や脳などを優先する傾向があるので、体が冷えてくると脳や内臓を守るために手足など末端の血行を犠牲にして、血液を体幹に引き上げてしまうのである。そのせいで、手足が余計に冷えるということがある。&lt;br /&gt;
手足が冷えるときは、Tシャツを一枚下に着るとか、ベストを着るとかして、胴体を暖かくするとよい。&lt;br /&gt;
外出時などは、首も温かくする。マフラーでもよいし、最近流行りだしたネックウォーマーなどでもよい。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>健康生活のしおり</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-11-06T13:38:53+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-41ff.html">
<title>正体術　その２</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-41ff.html</link>
<description>さて、素晴らしい眠りと明日の活力を与えてくれる正体術であるが、当然ながら誰がやっ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;さて、素晴らしい眠りと明日の活力を与えてくれる正体術であるが、当然ながら誰がやっても同じように効果が出るとは限らない。前回も書いたが、簡単に見える正体術でも、勘所というものがある。上手に行えるようになるには、ある程度の感性と試行錯誤が要るかと思う。&lt;br /&gt;
と言っても、それなりにやっても十分効果はあるので、難しく考えすぎなくてもいい。逆に言えば、工夫をすれば正体術にはかなりの奥行きがあるということだ。完成度の高い正体術を行えるほど、当然効果も高くなる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、実はこの正体術、やり方の上手・下手以前にクリアしなければならない問題がある。それは、体の大きな歪みである。&lt;br /&gt;
「正体術矯正法」（高橋迪雄著）にも、&lt;br /&gt;
「今仮にここには全身の骨格に不正がなく、いわゆる正体の人として、その一日の労苦による全身の骨格の矯正法をかいてみましょう。・・・」&lt;br /&gt;
とあるが、正体術はある程度体の整った人用の健康体操なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;正体術は、体の隅々にまで力を十分に行きわたらせ、その力の入りきった頂点で急速に脱力することで体を一度に整えてしまう方法である。しかし、体に大きな歪みがある人は、全身に力を入れようとしても上手く力の入らないところができてしまうのだ。それゆえ、体に歪みがあると正体術が本来の効果を発揮しなくなってしまう。&lt;br /&gt;
また、正体術の要求する体の形を取ること自体が、体に大きな歪みや強い硬直などがあると難しい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこで往年の高橋氏は、骨格の歪みを正す矯正法用いて正体術が効果を上げうる体、いわゆる正体に整えてから正体術を指導していたようだ。&lt;br /&gt;
高橋氏の矯正法は、若干の他動的な手技もあるが、ほとんどは自分で動かしたり力の入れ抜きを行う自動的な矯正体操法である。&lt;br /&gt;
もしかすると、元々は病気治しの術として矯正法を工夫していって、その原理を全身に応用したものが正体術として完成されたのかもしれない。そのあたりの詳しいことはよくわからないが、どちらにしても正体術以上に、この矯正法の効果に衆目は集まったようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、それ以来（高橋先生が活躍されたのは、大正から昭和初期）、「正体術矯正法」 は、多くの治療家、健康指導者の研究対象となるのだが、高橋氏の技術体系が組織立って継承されることがなく、残されているのは書物だけであるので、その復興はなかなか難しかった。&lt;br /&gt;
正体術矯正法は、おそらく高橋先生の名人芸的な技術であったのだろうと思われる。特に、歪みを正す体操（操法）そのものよりも、体の観方の方が名人芸的で、弟子に伝えることが難しかったのかもしれない。そのため、直接に教えを受けても、なかなか技術を継承する人が育たなかったのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、その後も正体術矯正法そのものとしてではなく、形を変えながら高橋氏の遺産は次代に受け継がれている。　（高橋氏の「正体術」を、正統に継承されている方はいらっしゃるかもしれないが、私は寡聞にして知らない）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;整体法の創始者野口晴哉氏は、整体体操や矯体操法（骨格矯正）に正体術を応用した。整体体操の２種体操は、正体術によく似ている。６種体操は、正体術矯正法の前後矯正に近い。&lt;br /&gt;
体操に呼吸の間隙（息を吸いきって吐く直前と、吐ききって吸う直前）を利用して効果を高めたところが、野口先生の白眉たるところであろうか。（ただし、使い方を間違えると体を壊すリスクも高いので注意が必要）&lt;br /&gt;
また矯正体操を、この呼吸の間隙を用いて他動的な骨格矯正法に仕上げてしまったのは、まさに野口氏の天才的なところである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;また、操体法も正体術矯正法から、橋本敬三氏によって編み出されたものである。橋本氏は高橋氏のお弟子さんから正体術を学んだと聞く。&lt;br /&gt;
操体法は、高橋氏の正体術矯正法が体の歪みを正す方向に矯正姿勢を取るのに対し、体の動きやすい方、動かして気持ちのよい方へと動かしていって脱力する方法を取っている。一見正体術とは正反対の方法に見えるが、人間の体には、快のある方向に動かしていくことで （それが一見歪みを助長する方向でも）、バランスを取り直す力が備わっているのだ。まさしく、逆もまた真なりである。&lt;br /&gt;
骨格の矯正力としては、断然正体術に分があるが、操体法には筋肉操縦法としての面白みや、万人向けの使いやすさなど、正体術にない魅力がたくさんある。&lt;br /&gt;
&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>正体術</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-11-04T13:39:37+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-0171.html">
<title>正体術　その１</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/11/post-0171.html</link>
<description>正体術というのは、一種の健康法である。どういう健康法かというと、一日の活動で疲れ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;正体術というのは、一種の健康法である。どういう健康法かというと、一日の活動で疲れがたまったり、いろいろに歪んだりしているの体を、「正体術」という一種の脱力体操で、一気にリセットしてしまうものである。&lt;br /&gt;
体の疲労や歪みを解消することで、ぐっすりと深く眠ることができる。ぐっする眠れると、体は元気になる。&lt;br /&gt;
疲れているとよく眠れるということはある。しかし、ぐっすり眠るには、体が弛むということが必要である。体の中に力が抜けないところ、眠っても弛まない筋肉の硬直があると熟睡することは難しい。&lt;br /&gt;
正体術を行うと、偏ってたまった疲労部位、つまり凝り固まって力の抜けなくなってしまった筋肉が適度に弛んで全身の筋肉のバランスが調えられる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;正体術の原理は、とてもわかりやすい。ギューッと力を入れて、パッと力を抜いて、ドサリと重みで落ちて、グニャリと筋肉が弛む。&lt;br /&gt;
無意識の筋肉の緊張は、弛めようとしても、自分で意識的に弛めることが難しい。たとえば肩こりなどは、自分では肩に力を入れているつもりはないのに、力が入りっぱなしになっている状態である。そういうときは、肩の筋肉にギューっと力を入れて、ストンと力を抜くと肩のこわばりが弛む。つまり、力が入ったまま、にっちもさっちもいかなくなっている筋肉が、逆に更に力を入れることで膠着状態が破れて力が抜けるのだ。&lt;br /&gt;
正体術は、それを全身に作用するように行うのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;高橋迪雄氏が残した「正体術矯正法」の現代訳である「正体術健康法」（たにぐち書店）から、正体術のやり方を抜粋してみよう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「今仮にここには全身の骨格に不正がなく、いわゆる正体の人として、その一日の労苦による全身の骨格の矯正法をかいてみましょう。というのは、いかに仕立ての立派な洋服でも、一日着て帰れば方々に皺が寄ったり、折れ目が乱れたりするもので、寝がけにこれをきちんとたたんで火のしをかける必要が生ずるのと等しく、どんな立派な申し分ない人でも、一日の終わりには正体術で全身の骨組みを矯正してから眠る必要があるわけです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこでまず正しく仰向けに寝たら、今度は頸と坐骨すなわち腰のところで身体を支えて、背中をぐっとそらし、やや上半身を反り橋のような形にして、背中を畳や蒲団などから離してしまうのです。こうすれば勢い胸が張ってきますから、肋骨整正の準備に、ここで肩甲骨（貝殻骨）を背中の真ん中で左右くっついてしまうようにするのです。&lt;br /&gt;
そして、手は真っ直ぐに両側につけてのばし、手のひらが上を向くようにします。&lt;br /&gt;
同時に足も真っ直ぐに伸ばしますと、腿の下も膝の下もぴったり下について膝が反るために、自然にかかとのところが畳から少し持ち上がるようになります。&lt;br /&gt;
こうして５、６秒、兎の毛ほども動かさずにじっとしていると、元より何の苦痛もありませんが、そのうちだんだん全身に力が満ちてきて、ほとんど強直状態に入った形になります。やがて疲れを覚えたら、今度は急に全身の力を抜いて、一時にからだ中グニャグニャにし、自然の重みでドサリを落とすのです。&lt;br /&gt;
誰しも思わずこのとき、深呼吸をせずにはおられませんが、その深呼吸が普通の呼吸になるまでじっとしています」&lt;br /&gt;
（「正体術健康法」　高橋迪雄著）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、「今ここに全身の骨格に不正のなく、・・・」 とあるが、つまりは元々体に歪みのない人でも、一日体を使うといろいろに歪んでくるということだ。そこで、その日の歪み、その日の疲れは、その日のうちに解消しておこうというのが正体術の主旨である。&lt;br /&gt;
整体でも、眠りが自然に体を回復させ、整えてくれることを重要視しており、操法の組立も、その場で何でも整えてしまおうとせず、その日、次の日に眠ることを計算に入れて操法を行う。&lt;br /&gt;
ともあれ、正体術で体をよい状態に整えてから眠ることで、十分に疲労も回復し、明日への活力が湧いてくるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私は、自分の体を整える方法として活元運動、整体体操なども実践しているが、最近のお気に入りは正体術である。&lt;br /&gt;
正体術の面白いところは、昨日と今日、今日と明日の連続性が高度に保たれるところだと思う。&lt;br /&gt;
どういうことかというと、たとえば昨日は集中力が高まって心身が良い状態にあったのが、一晩眠って今日になったら、なんだかぼんやりとしてちっとも頭が冴えない、などということがある。昨日の良い状態が今日に引き継げない。&lt;br /&gt;
しかし、眠る前に正体術を行っておくと、昨日の集中力やテンションを睡眠中に損なうことがなく、今日に引き継げるのだ。&lt;br /&gt;
武術や芸事の練習などで良い感覚をつかんだと思ったのが、一晩眠ったら同じ感覚で動きが再現できなくなっているというようなことがあるが、正体術を行っておくと、そういう不連続性を回避できるパーセンテージがとても高くなる。&lt;br /&gt;
本来眠りには、獲得した記憶や技術（体の記憶）を安定させてくれる力がある。正体術を行って訪れる快適な眠りには、その眠りの本来の力が宿っている。&lt;br /&gt;
もちろん、眠りをはさんだ「連続性」といっても、心身の疲れなどのマイナス面の連続性は絶たれているのであるから、目覚めは快適であり、新しい一日のスタートとしての清々しさはいうに及ばない。&lt;br /&gt;
ただし、動作は単純なようでも正体術にも上手、下手がある。下手なうちは、なかなかここに書いたような目覚めではないかもしれない。けれど、誰でも毎日やっていくうちに、だんだんとコツがつかめてくると思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ちなみに、本当の深い眠りは以外と「眠った感」が少ないものだ。「あれ、今目をつぶったと思ったのに」 というぐらい気がついたら朝になっているような眠りが質の良い眠りである。「あー、今日はよくねむったな」 などというのは、以外と眠りが浅いのだから面白い。（こういうことは、体をみるとよく分かる）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この本の中には、正体術のもう少し詳しいやり方が書いてある部分がある。治療家の方、健康指導者の方々は、もし興味をもたれたら是非ご一読されることをおすすめする。この本は、かなり難解な部分も多いが、重心論（重心の左右偏り）など、興味深い内容が満載である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の方は、下記の正体術倶楽部主宰の神崎先生のブログを参考にしてみるとイメージがつかみやすいかと思う。&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://kanzaq.blog75.fc2.com/blog-entry-10.html&quot;&gt;正体術健康法ブログ「これが正体術です」&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>正体術</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-11-01T01:00:22+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/10/post-2adc.html">
<title>永松卯造氏と指圧基本型制定</title>
<link>http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2009/10/post-2adc.html</link>
<description>以前にこのブログで整体操法制定委員会について書いたことあるが、その制定委員に名を...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;以前にこのブログで&lt;a href=&quot;http://hakusan.cocolog-nifty.com/seitai/2006/01/post-8f5d.html&quot;&gt;整体操法制定委員会&lt;/a&gt;について書いたことあるが、その制定委員に名を連ねている方で永松卯造という人がいる。永松氏は当時腹部の操法で有名だった療術家で、整体法の腹部第５調律点、別名 「痢症活点」 は、氏の治療技術から採用されている。&lt;br /&gt;
永松氏の手技は、なかなかに素晴らしいものだったそうで、戦中だったか戦後だったか、整体法の創始者・野口晴哉氏が振る舞い酒のメチルアルコールで胃に孔を開けてしまったときに、永松氏を呼んで操法をしてもらった、などという話を聞いたことがある。（又聞きの又聞きの又・・・）&lt;br /&gt;
痢症活点は、右の季肋部の下縁であるが、永松氏がここを押さえると、氏のそろえた四指（第２～５指）が根元まで肋骨の裏に入ったという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、この永松氏、整体操法の基本型の制定に貢献した方であるが、意外なことに厚生省医務局編纂の指圧教本の指圧基本型制定委員でもあったそうだ。&lt;br /&gt;
この指圧の基本型は、昭和３２年に制定されたらしい。整体操法制定のおよそ１５年後である。&lt;br /&gt;
この頃の永松氏は、立場的には整体を離れ指圧に合流していたのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;指圧・整体の学究団体である「&lt;a href=&quot;http://www.nisikai.com/index.html&quot;&gt;日本指圧師会&lt;/a&gt;」 の会報に、創立当時の会報から厚生省医事課編 別冊 「指圧の理論と実技」を完成させた理事の方々の座談会の模様が掲載された。（第４６５～４６７号）&lt;br /&gt;
日指会の許可を得て、永松氏の発言にスポットを当てて、部分的に転載させていただく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;基本型の制定&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;会長：&lt;br /&gt;
「皆さん御苦労様です。・・・まず始めに何故基本形の制定が今迄業界の難事業とされていたのでしょうか・・・」&lt;br /&gt;
Ｓ：&lt;br /&gt;
「それは正式の教育機関がなかったからでしょうね」&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;永松&lt;/strong&gt;：&lt;br /&gt;
「又一つには各流派があって互いに其の特技に立て籠もって譲り合う気持ちがなかったからでしょう」&lt;br /&gt;
・・・中略・・・&lt;br /&gt;
Ｕ：&lt;br /&gt;
「お互いに譲り合う可きは潔く譲った、自説自技にとらはれず、大所高所に立って検討審議したことは指圧史上特筆す可き会議だったと言えよう」&lt;br /&gt;
・・・後略・・・&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;施術時間&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;会長：&lt;br /&gt;
「そこで皆さんが現在患者に実際上施術しておられる時間はどれ位要しておりますか皆さん順に」&lt;br /&gt;
Ｓ：&lt;br /&gt;
「私は四十分位ですみます」&lt;br /&gt;
Ｎ：&lt;br /&gt;
「私は四十五分が標準です」&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;永松&lt;/strong&gt;：&lt;br /&gt;
「私はまあ三十分ですね」&lt;br /&gt;
Ｉ：&lt;br /&gt;
「私は二時間から三時間位です。患者さんの症状によって異がうが」&lt;br /&gt;
・・・後略・・・&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;施術の順序・主は背か腹か&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;会長：&lt;br /&gt;
「指圧は其の施術の順序は、手の運ぶ都合が主なのか、治療効果を主として考えて定めたのか」&lt;br /&gt;
Ｉ：&lt;br /&gt;
「手の運びに都合のよい順序になっております」&lt;br /&gt;
・・・中略・・・&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;永松&lt;/strong&gt;：&lt;br /&gt;
「私は腹が一番肝腎と思うので腹からかかります」&lt;br /&gt;
・・・中略・・・&lt;br /&gt;
会長：&lt;br /&gt;
「自然界に於いて男女の体質が根本的に相違があるとすると、治療の場合でも男女によって治療を帰る必要はありませんか」&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;永松&lt;/strong&gt;：&lt;br /&gt;
「中気の半身不随症状の重症も男女によって現はれ方が異なる、男は右へきたのが重く左が軽い、女は左が重く・右が軽いように思える」&lt;br /&gt;
・・・中略・・・&lt;br /&gt;
会長：&lt;br /&gt;
「私はカイロの先生には叱られるかも知らないが腹を主として診ている、然し脊柱を無視するのではない、必要とあれば診るが、指圧では腹ばかりでは効果の無い場合が随分あるようですね」&lt;br /&gt;
A：&lt;br /&gt;
「あります。指圧は腹背表裏一体の治療で独特の効果が上がる」&lt;br /&gt;
&lt;strong&gt;永松&lt;/strong&gt;：&lt;br /&gt;
「私は脊椎矯正は行はず腹一筋の治療だが、この腹も只病気ということを考えず、姿勢と健康と云うことでみても私の経験からすると、子供のうち足を抱いて丸くなって寝るような者は青年期になって大病をするようだ。&lt;br /&gt;
又左側を下にして寝る子は胃、右側をし下にして寝る子は肝臓が悪いようです。吾々はこうしたことにも注意してみることが必要です」&lt;br /&gt;
・・・後略・・・&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この座談会での発言からも、永松氏が主に腹部を調整することで体を整えることを実現されていたことが推測される。治療時間の短いところも、技術の高さを表しているかと思う。&lt;br /&gt;
整体も指圧も、その始まりのときには、さまざまな治療技術を持つ人々が集まって基本となるスタイルをつくったのだ。&lt;br /&gt;
しかし、おそらく永松氏はここで制定した基本型に則って治療をすることは無かったであろう。それは、他の制定委員に関しても同様であると思われる。&lt;br /&gt;
指圧の基本型の制定に関わっても、その後も皆元来自分の工夫で行っていた流儀で治療し続けていったであろう。&lt;br /&gt;
このとき定められた基本型に沿って治療を行っていくのは、これより後に、「指圧教育」を受けた人達である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私も、鍼灸指圧マッサージの資格を取ったので、鍼灸学校でまさに厚生省が認める指圧の基本的なスタイルを勉強したことがあるが、治療技術と呼ぶにはいささかお粗末である。それも当然のことで、学校で習う基本型は、言わば全身の押し方の一例といったところであり、素人がとりあえず人の体を触れるようにする手引きのようなものなのである。&lt;br /&gt;
そこから技術を高めていくには、当然ながら各自の修行と研究が必要である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、整体操法をまとめ上げた野口晴哉氏は、多くの療術家の奥の手とも言える治療技術を自家薬籠中の物にしてしまった天才である。野中操法でも、始めから恥骨の硬結を本当の意味で捉えることができたのは野口氏だけであったという。&lt;br /&gt;
そして、それらの高度な身体調整の技術を一つの体系に溶かし込んだ整体操法を、広く世の中に広めるという道を取らず少数精鋭で伝えていったことで、技術の質を落とすことを最大限防げたのではないかと思う。&lt;br /&gt;
もちろん、整体でも型を習得することは、修行の第一歩である。しかし、形だけまねても整体操法とはならない。やはり師伝による教授と、各自の努力が必要である。外形は似たような形を取れても、そこに動く本質的なものを自得しなければ、操法の効果は上がらない。その本質的な部分は、教われば分かるというものでもないし、そもそも教える側も曰く言いがたいものなのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
ちなみに、今回記事の転載をご快諾していただいた日本指圧師会は、精力的に指圧や整体の研究・教育を行っている団体である。治療技術としての指圧を志している方は、一度HPをご覧になってみるとよいと思う。&lt;br /&gt;
また、指圧・整体・療術の歴史に関する貴重な資料も掲載されているので、興味のある方にはお薦めである。&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://www.nisikai.com/se_shi_main.html&quot;&gt;日本指圧師会に見る指圧の歴史&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>整体操法制定委員会</dc:subject>

<dc:creator>白山治療院通信</dc:creator>
<dc:date>2009-10-23T13:48:48+09:00</dc:date>
</item>


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